同乗者から車線変更するよう強く指示され、不注意で追突

半地下の見晴らしの悪い２車線の道路にて、前方の大型トラックに追突しました。右レーンで信号待ちをしていましたが、トラックの車体に遮られて信号は全く見えず、同乗者から車線変更の指示を受けてブレーキを緩めた時に、思いがけず車が進んでトラックのバンパーに当たってしまいました。

半地下の見晴らしの悪い２車線の道路にて信号待ちをしていた際、前の大型トラックが少し進んでは急に止まり、また少し進んでは急に止まり…を繰り返していました。信号が見えなかったので、しばらくトラックの動きに合わせていましたが、同乗者から「車線変更した方が良い！」「今なら行ける！」などと何度も大声で急かされてブレーキから足が少し浮きました。ほんの数秒程度の事ですが、私の車が前へと進み、その時トラックが急ブレーキをかけた為、バンパーにぶつけてしまいました。時速数キロ程度のノロノロ運転だった事もあり、お互い無傷なのは明らかでしたが、一応道端に車を寄せて無事を確認しあって連絡先を交換しました。私の方が率先して警察へ通報し、状況説明しました。

軽微な追突事故の為、車体にはかすり傷がついた程度でした。警察官にも「どこが当たったか分からないくらい軽い事故だね。怪我も無いでしょ。はいはい」という感じで軽く対応されて、約10分程度で終了。しかし、ぶつけた相手の車は社用車だった為、点検費用の補填など絶対に請求されると思い、すぐに保険会社に連絡しました。私にとっては初めての事故という事もあり、先の事が不安で色々質問した所「個人間で保証の話は絶対にしないように」と言われ、その後お詫びの電話を入れた際にはその言いつけを守りました。ぶつけた相手は「本当に軽微な事故なので修理するかも分かりませんが、会社の判断によりますので…」と、終始穏やかな対応でした。その点は本当に良かったと思います。

保険会社の担当者より、全て任せるよう言われた為そのようにしました。ぶつけた相手が社用車という事もあり、また相手も「個人間でのやりとりはなるべく控えたい…」と言っていた為、完全に会社間のやりとりになりました。結果を待っている間は色々と心配ではありましたが、担当の方が進捗状況を逐一説明してくれたので安心できました。私にとって初めての事故であり、分からない事だらけという状況を配慮してくれたようです。とにかく安心させようと尽力してくれている様子が伝わりました。ぶつけた相手と連絡先は交換したものの、車のナンバーを控えるのを忘れてしまった為、手続き上面倒をかけてしまったようです。だけど最終的には丸く収まりホッとしました。

依頼しませんでした。

今回の事故の現場のように、見晴らしの悪い道路では『絶対に前方確認を怠らない事』が大事だと思い、気をつけています。また、同乗者から車線変更するように強い指示を受けても、状況的に厳しければキッパリと今は無理だと伝える事も大事だと思います。この辺りは、ドライバーの運転経験や同乗者との関係で変わってくると思いますが、無理をして事故を起こしてしまったら本末転倒です。言うまでもなく、周囲に多大な迷惑がかかりますし、私などは初めての事故で何も分からず大変なストレスを感じました。いくら同乗者から強引な指示を受けたとは言え、責任はドライバーが取るものです。今後は、決して無理をセず、同乗者から何を言われても安全運転に徹しようと思っています。

多くの人がやっている事だと思いますが、保険の証券・継続証などの書類は車内に必須です。事故後はとにかくスピード勝負になるので、保険会社の電話番号はもちろん、証券番号が分かる書類を積んでおく事が大事だと思います。そして、三角表示板も必須です。私は積んでいなかったのですが、かなり後悔しました。事故後、多くの場合は道端に路駐しますので、交通量の多い道路ではかかなり危険です。複数の人間が路上で事故の対応をする為、二次的な事故が起こらないよう工夫が大事だと思います。特に、警察官の到着を待つ間は事故対応に慣れていない素人同士でのやり取りになるので、事故が起こった事を周囲にアピールし、配慮を促す表示版が必須であると思います。