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保険会社とのやり取りの流れ【2】加害者の加入している保険会社を確認する

交通事故の被害者となってしまった場合には、まずは加害者である相手の住所や氏名、連絡先とともに、加入している自動車保険の保険会社を、はじめの段階から確認しておくことが大切です。

相手の保険会社を確認する

交通事故の当事者となってしまった場合、当然のこととして加害者である相手に損害賠償を請求することになりますが、その際に問題となるのが双方の過失割合についてです。

この過失割合というのは、当事者のどちらにどれだけ交通事故という結果をもたらした不注意があったのかを、割合としてあらわしたものです。
損害賠償を受ける場合であっても、被害者の過失割合にあたる部分は差し引かれてしまいますので、この割合の決定は重要であるといえます。

通常こうした事柄については、加害者が加入している保険会社のスタッフが代行して交渉にあたりますので、加害者側の保険会社の名称や連絡先は、ぜひとも知っておく必要があるわけです。
このため交通事故の現場において、双方が住所や氏名、連絡先とともに、加入している自動車保険の保険会社などを書いたメモを交換するなどの方法で、あらかじめ確認をしておくのです。

確認ができなかったとき

交通事故の発生時には、警察を呼んで実況見分を行ってもらうことになりますが、こうした一連の手続きが済んでいるのであれば、あとで自動車安全運転センターに申請することによって、交通事故証明書と呼ばれる書類の交付を受けることが可能です。

この交通事故証明書のなかには、加害者の住所、氏名のほか、加入している自賠責保険の保険会社についても記載があるはずですので、そこで確認をすることができるはずです。

なお、交通事故証明書の申請をするにあたっては、所定の手数料を支払う必要がありますが、いずれにしても、保険金請求の際には必要になる書類です。

ひき逃げなどの場合には

同じ交通事故とはいっても、現場で相手とのやり取りができないような場合もあり得ます。
たとえば、ひき逃げ事故のように、相手がまったくわからないままに逃げてしまったといった場合が挙げられます。

このような場合には、警察が捜査をして犯人を検挙しない限り、まず相手の保険会社などは確認のしようがありません。
この場合は「政府保障事業」といって、自賠責保険とほぼ同様の被害者を救済するためのしくみがあります。

自賠責保険を取り扱っているような保険会社であれば、この制度についても窓口となっていますので申請をすることが可能です。

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