自分の不注意のせいで色んな人に迷惑をかけてしまった

いつも通勤で使っていた通いなれた道だったのですが、ふと携帯電話が助手席の足元に落ちてしまい拾おうとハンドルを握ったまま手を伸ばしてしまいました。
一瞬前が見えなくなって、そのままブレーキも踏むことなく道路沿いのお店に突っ込んでしまいました。

その日は出勤時間がぎりぎりで気持ちの面でもすごい焦っていたと思います。
どこかに車を停めて会社に電話するかしないか考えている瀬戸際だったので…だから携帯電話が落ちてしまったことにすごい気を取られてしまったんだと思います。
なぜ自分でもあの時運転中に取ろうとしてしまったのか、後悔しかありません。きっと毎日通いなれた道だったので自分が事故を起こすなんて思いもしなかったのです。
狭い道でしたが、道路沿いにはお店が並んでいるような市街地で一瞬の出来事でした。
ぶつかった瞬間にエアーバックが出て、置いていた物が全部後ろに吹き飛び、車は停まりフロントガラスはヒビが入り、ビックリしすぎて体も痛かったのですが急いで車外に出ました。すると車からは白い煙が出ていました。

その頃はまだ未成年で、とにかく何をしたらいいのかすらわかりませんでした。
保険会社も親に任せっきりだったので、番号すらわかりませんでした。
事故の音でご近所の方が何名か出て来られそたので、ぶつかったお家の方は留守だということは教えてもらえました。
その後とりあえずどうしたらいいのかわからず親に電話をしました。
保険会社への連絡とレッカーも親が頼んでくれました。
親が来てくれるまでに時間があったので、近くに交番があったので歩いて状況を説明しに向かいました。
親も来た後で色々と詳しく事情を聞かれて、車も動かないのでレッカーが来るまで警察の方も道路整備などしてくださいました。
車を移動させた後で自分も救急病院でケガを見てもらいました。

自分も首に切り傷を負った程度で大きなケガもなかったので、最初は親とともにお家の方に謝罪に伺いました。車はそのまま廃車にしました。
その後は保険会社に一任しました。
自分たちで話をしてしまうと、おかしなことになってしまうので行かないで下さいというのは保険会社さんから言われていましたのでその通りにしました。
相手方さんの方が損害賠償でかなりの大金を要求されたそうで、何度か困っているという途中経過は報告がありましたが三か月程でうまく解決してくださいました。
一応何度か検討されて、要求されていた金額の半分以下でまとまりました。それも全部保険で賄ってもらえましたが、自分としては親にも相手の方にも申し訳ない気持ちでいっぱいで、少しの間家からも出ることが出来なかったです。

初めての自動車事故だったので本当にパニックになったのを覚えています。
まず、車の接触事故は自分とは関係ないという認識がそもそも間違いだったので、まずそういう意識から変えていかないといけないなと思うようになりました。
自分も事故を起こす可能性があるということを頭の片隅に置きながら、最新の注意を払って運転をするようになりました。
あと車と自転車の接触事故が起きやすいそうなので、自動車側がいくら注意をしていても自転車側が注意を怠っていると接触事故を招いてしまうのでしっかりと自転車も車両の一種だということ自覚するのが大切だと思いました。色々予測しておくと、もし何かが起こっても冷静に判断でき、気を付ける事ができると思います。

本当に無知だったので、もし事故を起こした時の事を考えてシミレーションしておけばよかったと後になって思いました。この場合の自分の最大のミスは自分の車なのに全部親に任せっきりで、自分の加入している保険会社の番号すら知らなかったということです。自分が事故を起こしてすぐにもっと早く電話していればレッカーも早めに来てくれて交通渋滞も早めに解決できていたでしょう。本当に無責任でした。もし誰かを乗せていたらと思うと本当に怖いです。車の中に三角灯など積んでおけば、二次事故の防止にもかなり役立ちそうだなと思いました。発煙筒だけだと広範囲に知らせることは出来ますが時間がたつと消えてしまうみたいなので…二つあれば安心かと思います。