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普段歩いている道こそ気を抜いてはいけない

  • 投稿日付 : 2017.03.24
  • 投稿者 : 亀山亀子さん(20代女性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

閉店後だったのでお店自体は暗かったが、駐車場の明かりはまだついていた。
土曜日ということもあり、お客さんも駐車場に残っていたし、車も何台か停まっていたほどだ。
そのため、夜遅かったが、まったく人がいないわけではなかった。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

夜10時過ぎに仕事が終わり、帰宅するところだった。
車で通っていたため、お店から従業員専用の駐車場まで歩いていた。
その駐車場は徒歩で5分もかからない場所にある。
私のほかにも、帰宅する従業員たちが数名同じ駐車場に向かうため、前の方を歩いていた。
ほぼ毎日歩いて慣れている場所なのと、お店の駐車場内ということもあり、特に注意していなかった。
お店と従業員駐車場の間に、屋上とつながっている車用スロープの出入り口がある。
そこを通りかかったところで、下りてきた車にひかれた。
一時停止で止まらず、ぶつかってきた衝撃で倒れてしまった。
上から車が来たことに気づいたのは、ぶつかるほんの少し前だった。
よけることはできなかった。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

慌てて車から降りてきた運転手に話しかけられたが、何を話したのかは覚えていない。
しかし、促されたのかどうか定かではないが、お店の駐車場に移動したことは記憶にある。
あまりにいきなりのことで、私はどうしたらいいか分からなかった。
1人だったし、周りには頼れる人もいなかったからだ。
そのとき、たまたま駐車場にいた男性が声をかけてくれて、「すぐ警察に電話して」と諭してくれた。
電話している間もそばにいてくれたのだ。
その人のおかげで、少し落ち着きを取り戻すことができ、電話して警察にも来てもらうことができた。
相手の方は私を気遣ってはくれたが、免許証不携帯だったようでとても焦っており、持ってきてもらう連絡の方で忙しそうだった。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

最終的には、示談で成立した。
もともと大きなけがではなかったし、けがといっても青あざができた程度だったので、大ごとにするつもりはなかった。
お店に来てくれたお客さんでもあったので、早く解決したかったのもある。
ただ念のために病院で診てもらい、仕事も2日ほど休んだが後遺症は出なかった。
けれども、精神的にものすごく苦痛なことがあった。
運転手、保険会社、さらに保険会社と運転手の仲介会社、その3カ所から電話が来続けたことだ。
しかも、違う内容での電話ならまだいいが、同じ内容の話を聞かれるので3カ所に説明しなければいけなかった。
軽傷なのですぐ終わるだろうと、こちらの保険会社にも言われたので余計に辛かった。
相手の保険会社になぜあちこちに説明をしなければいけないのか聞いたが、はっきりした返事はなかった。
あまりにだらだらと続いたので、人身事故に切り替えることも考えていると伝えた。
その後、やっと保険会社だけとのやり取りとなり、物損事故で処理されて終わることができた。

Q5. 【Q4】で「弁護士に依頼した」場合、その詳細を教えてください。

依頼しませんでした。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

今までは特に何も考えず歩くことが多かった。
しかし夜歩くときは特に、壁際を歩くなど車の邪魔にならないように気をつけている。
車が一時停止で止まる場所だとしても、止まらない車も多いので、歩く速度を変えるなどして車が通り過ぎてから歩くようにしている。
自分が運転手のときは、横断歩道など無理に急いで通ろうとせず、人が渡りそうだなと思ったら待つようになった。
以前、横断歩道を横切ろうとした際に、物陰から男性が出てきたことがありヒヤッとしたこともあり、以前よりもさらに注意深くなった。
駐車場などでもどこから人が出てくるかわからないので、周りをよく見て運転している。
何よりも事故を起こさないことはもちろんだが、自分が事故に巻き込まれないようにすることも必要だと経験から学んだ。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

事故が起きたときの対処法を、頭の中に入れておけばよかったと思った。
いざ事故が起きると、パニックになって頭が真っ白になってしまったからである。
今回はたまたま優しい男性が声をかけてくれたおかげで、落ち着いて警察を呼ぶことができた。
その方がいなかったら、けがも軽傷だったこと、お店の駐車場内で夜だったこともあり、警察を呼ばなかったかもしれないと思った。
自分で自分の身を守ることも必要なので、事故が起きたときの対処法は知っておくべきだと考えている。
また、もし私が逆の立場で加害者だった場合、自分はきちんと行動できるのか不安になった。
相手に頼りきりでは、被害者の方にも申し訳ない。
たとえ動揺していたとしても、次に何をしたらいいのか考えて行動できることで、少しは落ち着きも取り戻せるのではないかと考えた。
相手の方も不安だと思うので、気遣えるほどの心の余裕を持ちたい。

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