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信号のない交差点での自転車同士の交通事故

  • 投稿日付 : 2017.04.04
  • 投稿者 : こにゃさん(30代女性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

雨が降っている日の朝、通勤で傘をさして自転車に乗っていた。
信号のない交差点を直進していたら、左側から交差点を右折しようと飛び出してきた、同じく傘さし運転の自転車と衝突した。
自分は転倒。相手は転倒しなかった。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

雨の日の朝、みんなが急いでいる通勤時間帯、お互いに傘さし運転中の自転車同士の事故。
信号のない交差点で衝突。
こちらが優先道路で、相手側に一時停止あり。
私はハンドルを右に切って左側に転倒し、痛みで動けなくなった。
相手の女性は30代くらいで、大丈夫ですか?と声をかけられ、大丈夫ですと応えたが起き上がれない。
通勤時間帯だったので、通りがかりの誰かが救急車を呼んだようで、私は救急車で病院に運ばれた。
診断の結果、左肋骨骨折、全治1か月。
診察が終わると警察が待っていて、現場に着いたら相手が不在だったので、人身事故にしますか?物損事故にしますか?と質問された。
怪我をしたのと、通勤途中だったので、人身事故にしてもらった。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

とりあえず痛くて動けなかったので、相手と言葉を交わしたのも顔を見たのも一瞬だけで全く覚えていなく、更には誰が救急車を呼んでくれたのかも分らない状況だった。
救急車の中で搬送先の病院が決まってから、救急隊員の方の許可を得て、スマホで勤務先上司に事故にあったこと、仕事に行けないことを電話報告。
更に、婚約者に電話をして病院に来てもらうよう頼んだ。
病院の診察が終わって警察の人に聞いて初めて、相手が名乗り出ずに居なくなっていたことを知った。
肋骨骨折していたので、労災の適用も考えて人身事故の扱いにしてもらった。
病院には健康保険を使わずに10割負担で支払ったので、手持ちの現金が足りず、とりあえず前金として持ち合わせていた現金を支払った。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

相手が居なくなってしまったので、人身事故で届け出たものの、勤務先の労災を使うことになった。
その後、実況見分をして、一応目撃者を探している看板を建ててくれたが、こういう場合はほぼ出てくることはないと警察に言われた。
が、後日相手本人が警察に名乗り出たらしく、また実況見分をやり直すことに。
その時に初めて名前と住所、電話番号を交換した。
私は名刺を渡したが、相手は手書き文字だった為、電話番号の数字の5が8に見えていて、私は電話をかけ続けていたが違う相手にかけていたようで、誤読に気付きやっと連絡がとれた時には何週間も経っていた。
相手からの連絡は一切なし。
自転車同士のなのでお互い保険にも入っておらず、示談交渉も警察は民事不介入で自分達でしなければならず、本当に不安でつらい日々だった。
相手もこんな大事になると思わずに名乗り出たのだと思うが、どうやら名乗り出たことによって前科がついてしまうようで、非常に怒っていた。
結局その後一度も会うことなく、こちらも相手に刑罰を望んでいる訳でもなかったので、警察の事情聴取にその旨を書いてもらい、おそらく送検されたと思うが、相手がどうなったかは不明。

Q5. 【Q4】で「弁護士に依頼した」場合、その詳細を教えてください。

依頼しませんでした。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

自転車の傘さし運転は絶対にしないこと。
交差点では誰かが飛び出してくるものだと思うようにしている。
また、これを機に自転車の保険に加入した。
自転車と言えども加害者になって相手を死亡させてしまったりしたら、本当に取り返しがつかないとわかった。
今回は勤務先の労災で治療費と休職期間の給与保障が受けられたので、弁護士を雇ったり裁判に訴えたりすることはしなかったが、もし労災適用もなしとなっていたら、相手に賠償請求するしかなかったと思うけれど、第三者抜きで示談交渉なんてできないのだとはっきりわかった。
事故後に加入した自転車保険には示談交渉の代理も含まれていたので、こういったものは本当に必要なことだと実感した。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

自転車の保険に加入していなかったので、加入していたらだいぶ楽だったと思う。
車の事故は想定していたが、子どもの頃から気軽な乗り物として乗っていた自転車が、まさかこんなに危険なものになり得るとは思っていなかった。
また、今回は怪我をしたのが自分だったのと、相手側に一時停止義務があったこと、救護義務を怠ったこと等で被害者側になったが、一歩間違えば自分が加害者側になっていたかもしれないとも思う。
自転車でも軽車両なので、救護義務を怠るとひき逃げの扱いになることも知らなかった。
今後万が一自分が加害者側になってしまった時は、どんな状況でもその場から居なくなってはいけないとわかった。
警察から聞いた限りでは、相手は重過失傷害になると言っていた。

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