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弁護士に頼んでも多くの賠償額をもらえなかった。

  • 投稿日付 : 2017.04.12
  • 投稿者 : ななこさん(40代男性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

事故発生時は、比較的駅に近い所で、自転車乗り入れ可能な歩道を約15km/h程度で走行していた時です。右側は国道を直前として渋滞した片側1車線の道路があり、左側から流入してくる一方通行の道路がある所です。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

朝の通勤時間帯で、歩道は歩行者、自転車走行者が多いものの、右側の道路は信号待ちでなかなか進まない状態でした。その状態で、右側の道路の運転手の方が左側からの一歩通行で待機している車両に譲ったため、左側の一方通行で待機していた車両がちょうど私が走行中であることを確認していなかったため、自転車にまるで意図的にぶつけるかのように、前方を確認をせず低速で侵入してきました。
その時私は直前に車には気づいていたものの、ブレーキが間に合わない状態で、ハンドルで回避をしていました。しかし、車は私を気づかずに侵入してくるために、そのまま自転車を踏みつぶし、私は軽く飛ばされ、右側の道路に停止中の車に衝突する状態となりました。
私の症状は左足骨折、右肩筋肉損傷となり、全治2か月となりました。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

この事故においては、事故の被害者である私と運転手は話し合いのみしていました。歩行者が多かったおかげで、歩行者の方が警察と救急に連絡してくれました。
加害者の運転手の方とは、お互いで連絡先を教えあいました。

警察のが先に到着しましたので、現場検証、目撃者の聞き取りが先に行われましたが、その後、1名の警察官の方と一緒に救急車に乗り、病院へと向かいました。

私は足と肩が痛かったのですが、すぐにレントゲンとCT検査を行いました。その結果、左足は完全にギブスとなり、約1か月半の車いす生活となりました。
(ちなみに私は一人暮らしですので、車いす生活はかなり苦痛でした)

しかし、救急搬送先の病院は家から比較的遠いので、別の整形外科に通院できるよう、手配をしてもらいました。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

事故の当日、加害者の方から連絡があり、保険会社に一任するとの連絡がありました。
その後、あいおいニッセイ同和損保の担当者の方と話すようになりました。
事故で破壊した代替の自転車料金についての話もありました。
事故自体のケアは比較的良かったものと思われます。病院の変更等かなり早急に対処してもらいました。
通院日額だけを考えれば定められた額ではあるものの、1日1時間強しかかからないため、時給5000円とも考えられない額でもありました。
しかし、知り合いの事故経験者から聞いたところ、慰謝料等も含み、それでは安すぎるとの話を聞きました。そのため、最終的には法テラスから紹介してもらった弁護士に一任してもらいました。

Q5. 【Q4】で「弁護士に依頼した」場合、その詳細を教えてください。

法テラスを経由して紹介してもらった弁護士に一任しました。
しかし、事故においては、弁護量が完全に無料になるということはありませんでした。
そのため、実際に代理訴訟をしてもらったものの、弁護士代を差し引けば、手元に戻る額は、保険会社の提示する額から比べて、約2/3程度になってしまいました。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

家の中には急な階段がありますので、ギブスで固定されている足では、トイレに行くにも非常に苦痛でした。
(固定されているだけではなく、痛みもあるので、階段を下りるだけで30分かかります)
宅配便が届きますが、私が階段を下りるのに非常に時間がかかりすぎるために、宅配便が不在扱いになってしまうことが日常的になってしまいました。
ある宅配業者に関しては、外に置いたままにしておいてくださいと伝えることができましたが、大手宅配業者については、そのようなことができず、とりあえず30分前に電話を依頼したものの、うまくいきませんでした。
この事故の経験のために、次に引っ越す場所は、階段のない普通の物件に住むようになりました。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

この事故に遭遇した時、実は私も加害者の方も携帯電話等連絡手段を一切もっていませんでした。
もともと加害者の方は、携帯電話の契約すらしてなかったそうですが、
これを機に私は携帯電話を持つようにしました。

免許を必要とする車両を運転する方には、携帯電話の所持の義務化も訴えたいとも考えました。今は公衆電話も非常に少なくなっています。
今回は通行量の多い道路で、かつ、歩行者の方が多くいらっしゃったので助かったようなものです。

これ以外にも、見通しの悪い交差点の時は、自転車であっても、左側通行を厳守しないようにしようとも考えました。
あの時、左側通行をしていたおかげで、一方通行の車から見えない状態となっていたためです。

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