自分が交通事故の加害者になってしまった体験談　/　交通事故の教訓

事故当時、私は大型バイクに乗っていました。
一番先頭で信号待ちをしており、信号が青になったタイミングで発進しました。
そして加速している途中、よそ見をしていて前方にいた自動車に気づかずに衝突してしまいました。

加害者は私で大型バイク。被害者は軽自動車を運転していた３０代の女性の方でした。
場所は片側２車線で対向車線と完全に分離されており、よく整備のされた綺麗な道でした。
よく晴れた日の夕方頃、私はその場所で信号待ちの先頭にいました。
信号が青になったため発進し、加速をして60ｋｍ/hくらいは出ていたと思います。
道路沿いにあるお店の方を見ていて、気づいたら前を走っていた車に急接近しており
急ブレーキをかけましたが間に合いませんでした。急ブレーキをしたため30km/h~40km/hくらいまでは
スピードを落とすことができましたが、結局は衝突してしまいました。
一瞬何が起こったか理解できませんでしたが、気づいたら道路上に横たわり、
前方には倒れたバイクと、リア回りがへこんだ軽自動車が停まっていました。

ぶつかった瞬間は何が起こったか理解できませんでしたが、
前方に倒れたバイクとリアがべっこりへこんだ軽自動車を見て状況を理解しました。
すぐに起き上がってバイクを起こし路肩に移動。このとき被害者の女性の方が下りてきて
移動を手伝ってくれました。
その場で被害者の方に平謝りをし、警察を呼ぼうとすると女性の方に制止されました。
自分の体をよく見ると全身が血だらけで、それを見た女性が安静にしてるように言ってくださり、
警察と救急車は女性の方が呼んでくれました。
それから10分ちょっとで警察と救急車がほぼ同時に到着。意識があり歩けることから、簡単に
警察に連絡先や事故の状況など事情聴取され、その後に病院に搬送ということになりました。

事故後は契約していた保険会社に一任し、トラブルにもならずにスムーズに済みました。
搬送された病院に到着後、保険会社に連絡して状況を伝えると被害者の方の車の修理費用などの
交渉はすべて任せてほしいとのことでしたので、病院で処置を受けた後は帰宅し保険会社からの
連絡を待ちました。
帰宅後は、被害者の方と連絡先を交換していましたのですぐに連絡し、
直接謝りに行きたいと伝えたところ、「その気持ちだけで十分です、あとは保険会社に
任せましょう」と言ってくださり、当事者間でトラブルになるようなことはありませんでした。
後日保険会社から連絡があり、車の修理費が確定したため、修理費用の支払いは保険から
おこないますとの連絡がありました。
なお、自分の病院の通院費も数回分保険から支払われました。

弁護士には依頼しませんでした。

バイクが好きで10年近くバイクに乗っていましたが、その事故がきっかけでバイクに乗らなくなりました。
相手方に怪我がなかったことが幸いでしたが、事故後に廃車になったバイクを見てもしかしたら死んでいたかもしれないと思ったのです。
現に搬送された病院でも、全身にこれだけの擦過傷があって骨が折れていないのが不思議と言われるくらいでしたので、
相当な事故だったのだと思います。
バイクに乗らなくなった後は車に乗り始めましたが、運転に対する意識が以前と全く変わりました。
具体的に気を付けていることは、
・スピードを出しすぎない
・よそ見はしない
・一時停止などの標識は必ず守る
など、以前はそれほど意識をしていませんでしたが、今は必ず守るようにしています。

今回の事故では、相手の方が警察や救急車などを手際よく呼んでくださり
私はそれを待っていただけでしたので、すべて流れに任せることで何とかなりましたが、
事故の状況によっては自分が警察や救急車、保険会社への連絡などすべてを行わなければ
ならない場合もあるかと思います。
そのため、けが人への応急処置も含めた事故後の流れというのをしっかりと復習し、
理解しておくことが非常に重要だと感じました。
また、場合によっては事故の相手とトラブルになるようなこともあるかと思います。
そのため契約をしている保険を定期的に見直して、オプションで弁護士特約などがついていない場合は
オプションを増やす検討をするなどの対策が必要だと思いました。