気持ちにゆとり持って運転していれば事故は防げた。

片道2車線の道路進行中、12月で仕事が忙しく、もうじき日付が変わろうとするくらいの時間帯でした。自分は仕事の疲れで早く家に帰って食事を済ませ翌日も朝が早かったので、焦っていたのだと思います。法定指定速度よりかなりスピードを出していました。

2車線の道路の左車線を時速１００ｋｍに近いスピードで走行中、前方にやや遅めの車両が走行していた為に右車線に進路変更しました、遅いといっても自分がスピードを出しすぎていたので多分法定指定速度内の５０～６０ｋｍ位なのだと思います。その車両を右車線に進路変更して追い越してから直ぐに右車線にも同じように５０～６０ｋｍで走行している車両がいた為、更に左に進路変更しました。その際、後ろタイヤがスリップし歩道側に滑っていくのが分かりました、慌てた自分は車体を元の車線に戻そうと、今度はハンドルをおもいっきり右に切りました、しかし自分の車両は思った通りには行かず、一度路肩の縁石にぶつかった後、今度は斜め右側に弾き飛ばされました。こうなると自分ではなすすべがなく、前方から来る４トントラックと正面衝突しました。

事故の直後、自分は頭部をフロントガラスにぶつけていましたが、意識ははっきりしていました。相手のトラックの運転手さんに謝罪しなくてはと思い運転席ノドアを開けようと思いましたが、事故の衝撃でドアが空きませんでした。するとトラックの運転手さんが降りて来て助手席のドアから救助してくれました。その時直ぐに謝罪しましたが、逆に自分の方が車の破損がひどかったので相手から｢大丈夫か」と心配されてしましました。その後すぐに警察と自分の会社に連絡し警察が到着するのを相手の運転手さんと車両の近くで待っていました。その際自分の起こした事故の後とその為に起こった渋滞をみていたら、事の重大さが身にしみてきました。まだ若かった自分は事故の経験が無かったこともあり、保険会社に連絡する事すら忘れていました。会社か近かった事もあり直ぐに上司が現場に来てくれて、いろいろアドバイスしてもらい心強かったのを覚えています。

事故処理は保険会社に一任しました、自己の内容は明らかに自分のスピードの出しすぎによるものでしたので、事故の比率がどう変わるものでもありませんでした。しかし上司の勧めで事故の相手のお宅と会社に菓子折りをもって数日後謝罪しにお伺いしました。幸い相手方の4トントラックはタイヤが大きかった事もあり自分の車がトラックの右前タイヤ部分にしか衝突しておらず、怪我などはしていませんでした、お伺いした時も逆にこちらの怪我の心配をしてもらい申し訳ない気持ちになりました。更に相手も運送会社で同業者ということもあり本当に優しい言葉をかけてもらい、つくづく自分の起こした事故がいかに身勝手なものか身にしみました。事故当時自分はシートベルトをしていたので、たいした怪我はしていなかったのですが、車の破損状況からみると大怪我していてもおかしくなかった事故でした。

依頼しませんでした

やはりスピードの出しすぎですね。あと気持ちに余裕をもって運転するという事です。気持ちにゆとりがないとあせってスピードが上がります。疲れている時も同じようにスピードが増します。そんなときは焦っても仕方がないので車を止めて休憩するようにしています。休日出かける際も時間にゆとりをもって出かけるようになりました。気持ちに余裕があると運転していて周りがよく見えます、よく周りが見えれば防衛運転にもつながります。いくら自分が安全運転に勤めていても、以前の自分のような運転の車がいると被害者になってしまいます、よく周りに気を配っているとそういう車輌を見かけることがあります、そういう時は絶対に近づきません、また前後にいるときは出来るだけその車両から離れるように心がけています。そのように心がけていることが良い結果になっているかわかりませんが、その後は事故を起こしていません。

事故後の保険会社への連絡は速やかに行えてよかった思っています。自分の判断ではなかったのですが、直ぐに駆けつけた上司の指示で事故の被害者に対しても失礼のない対応が出来たと思います。自分一人ではなにもできなかったと思います。若くて経験不足だったし、今の時代のようにスマートフォンもないのです、上司が来てくれるまでただ右往左往するだけでした。事故処理は保険会社がすべて行ってくれましたが、相手の謝罪等、時分ひとりではしていなかったかもしれません、何が変わるものでもないとは思いますが、もし自分が被害者だったら、やはり謝罪はしてもらいたいですね、いくら保険で済ませるといってもそういう気持ちの部分は凄く大事なことのように思います。