事故より事後処理が大変だった、過失ゼロの交通事故

見通しのよい直線道路で押しボタン式の横断歩道前の信号で信号待ちをしていた時、後続の車にバンが追突をし、その玉突きで自分の車がオカマを掘られた。幸い自分は一番の前の停車であったため、さらに玉突きにはならず横断中の人もいなかったため、人的被害はなく、車も自走可能であったので、すぐディーラーへ修理に向かえた。

免許を取って15年、初めての事故は入籍直前の年の暮れでした。新居へ帰宅途中の信号待ちで事故に遭いました。見通しの良い直線道路の信号での停車中の玉突き事故。2台後方の車は仕事中の営業車で、信号が赤だったことに気付くのが遅くなったようでした。私の運転する車は先頭で信号待ちをしており、横断歩道を渡る人がいないか前を見つつ助手席の夫とおしゃべりをしていたので、事故の瞬間は突然の出来事で一瞬何がおこったのかわかりませんでした。幸い、大きなけが人もなく、車も自走可能だったため、その足で車の修理に出しその日は落ち着いたのですが、本当に面倒だったのはその後でした。
過失ゼロということで、事後の修理代や病院検査費の請求手続きは自分でやる必要がありました。ところが、相手方の保険会社の窓口は平日9時～17時、夜間や休日は対応しておらず、当時会社員の私は窓口対応時間はお昼休みしか、電話を掛けるチャンスありませんでした。しかし、お昼休みに電話をしても他の窓口の方はいても肝心の私の担当者は決まってその時間にお昼にでており、お昼をずらしてもらえないか何度お願いしても、伝わることはありませんでした。その上、車の修理が完了する前に代車を返却せよという不可解な要求まであり、ディーラーに確認し、その必要のないことを確認した後、ディーラーから保険会社に話をつけてもらうよう手配するという余計な手間まで発生する、というおまけまでつきました。
自分に過失があり保険を使わせてもらう立場なら、保険会社の都合に合わせるのは当然だと受け入れられるのですが、過失ゼロの立場で相手の保険会社の営業時間に合わせるために、都度、遅刻や半休を使ってあわせるというのはどうにも納得がいかず、迷った末、本社のお客様センターへその旨を伝えたところ、担当者が変わり、その後は速やかに事後処理が進みました。

信号停止中でも、前方だけでなく、ミラーで時々後方確認をするように心がけること。いざというときの為にドライブレコーダーは設置しておくこと。保険会社の連絡先はすぐわかるように準備しておくこと。事故のとき相手の連絡先を聞くのを忘れないこと。