決して他人事ではない。いつ誰にでも起こる可能性がある事故

レンタルした大型バイクでツーリングに行った時に、片側２車線の大きな国道で信号待ちをしていたら後ろから追突されました。追突されたと言っても、後ろについているナンバーが少し曲がったくらいの軽いものでした。

あれは数年前の夏のことです。当時バイクをしばらく乗っていなかったのですが、バイクレンタル店でキャンペーンを実施しておりハーレーダビッドソンをレンタルしツーリングに行きました。
店でバイクの貸し出し手続きを済ませ、ツーリングの目的地に向かうべく国道を走っていた時です。
久々のバイクだったの安全運転を心がけ、赤信号にひかかってもすり抜けはしないで車列の最後尾で信号待ちをしていました。
すると後ろに衝撃が走り、振り向くとセダンタイプの車が私のバイクに接触していました。車の運転席をみると６０歳くらいの初老の男性でした。
男性は驚いた様な顔をして私の顔をみると申し訳なさそうに頭を下げてきます。私は男性に脇道を行く様手でジェスチャーしました。

脇道に行きバイクのエンジンを止めると、男性は車から降りてきて謝罪してきました。バイクをみると後ろについているナンバーとウィンカーが少しへこんでいるくらいでした。
自分のバイクなら大した傷じゃないし相手も謝っているしそこで終わりにして良かったのですが、バイクは借り物なのでそうすることもできません。
相手の男性にバイクが借り物であることを説明し、まず警察に連絡をしました。１１０番し緊急かけが人はいるか聞かれたのでけが人はいないし緊急でもないことを伝えました。
次にバイクレンタル店に電話を入れました。すると保険会社に連絡してほしいと言われたので保険会社に連絡しました。
保険会社には事故の詳細や相手の名前などを細かく聞かれたので伝えました。そうしているうちに警官が到着し事故の詳細の説明をしました。
一通りの説明を終えると相手と連絡先を交換し別れました。

私の人的被害は全くなかったので相手とそれ以上話すこともありませんでした。
その日のうちに相手の保険会社から電話があり、私個人的には被害はないので相手から慰謝料を取るつもりもない、ただしバイクが借り物なのでレンタルバイク店がどの様に言うかはバイクを返却してみないとわからないと伝えました。
バイクは翌日返却する予定だったので相手の保険会社からでは翌日再度連絡しますとだけ言われその日は終わりました。
翌日レンタルバイク店にバイクを返却し、事故の詳細やバイクでぶつけられた所を説明しました。
相手の保険会社から電話があった事も伝えると、今後また連絡があったら会社に電話する様に伝えてくださいと言われました。
レンタルバイク店を出て30分くらいすると相手の保険会社から電話があり、レンタルバイク店に電話する様に伝えそこで私の事故の後処理は全て終わりました。

依頼しませんでした。

私の場合は信号待ちしていて後ろから追突されたのでそれを防ぐにはなかなか難しいです。私は今回ぶつけられた側ですがいつ自分がぶつけた側になるかはわかりません。
相手の初老の男性も普段は事故など起こさない様な人でした。事故後警官が到着するまでの間に相手から聞いたことですが、２０年間無事故で警察署で表彰されたこともあるようです。しかし、その日は家庭内のトラブルについて考えていたら、前方の私に気づくのが遅れてしまったそうです。
２０年間事故を起こしたことが無い人でもふとした気の緩みでこの様な事故を起こしてしまうわけです。
そう考えると決して自分も他人事ではないと痛感しました。この事故をきっかけに安全運転を心がける様になりました。

事故の処理というものを初めて経験しました。保険会社やレンタルバイク店に電話した時に相手に状況を説明するのは結構難しいものだと痛感しました。特に電話で事故の状況を説明するのは大変でした。相手がその場にいればジェスチャーなどで伝えることもできますが、会話だけだと自分の中で状況を整理しそれを上手く伝えないといけません。普段から相手にどうすれば伝わるのかを意識しながら、会話しようとしていればもっとスムーズにいったのかもしれません。
しかし、１１０番や保険会社への連絡など自分の対応はそこまで間違っていなかったと思います。初めてのことでしたが普段から事故を起こさない様に意識をし、万が一事故に遭遇した時には決して慌てず冷静に対応するという意識を持っていたおかげだと思います。