HOME > 交通事故体験談 > 過失割合で加害者となってしまった時の教訓

過失割合で加害者となってしまった時の教訓

  • 投稿日付 : 2017.02.06
  • 投稿者 : いちみさん(50代女性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

大型ショッピングセンターの屋上駐車場からバックででようとしていた時、下から上がってきた車と接触しました。
トランペット型でくるりと回って上がってくる屋上であったためか、バックミラーで確認した時にはその車は見えず、気づいたらぶつかっていました。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

大型ショッピングセンターの屋上駐車場に前停めしていた車をバックで出そうとしていた時、トランペット型のカーブを曲がって上がってきた車と接触しました。
バックミラーで確認した時には映っていなかったので、おそらく一瞬の隙だったと思います。
屋上上り口すぐのところに停めてしまっていたのも原因の1つです。前どめしかできない場所であり、上がってきた別の車に気づきにくい上、上がってきた車からもカーブを曲がり切ったところなので見にくい場所であったはずです。
バックミラーで後ろを確認した時には映っていなかった車から、一瞬クラクションが聞こえて慌ててブレーキを踏みましたが、間に合わすガチャリという音で私の車の後方とも、相手の車の前方が接触していました。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

たいした衝撃ではなかったので、一番に同乗していた幼児の息子の安全を確認し、大丈夫そうだとみてからすぐに車をおり、相手側の運転席に走り寄りました。
ただ、30代の若い母親とみられる相手側女性は中々運転席から出てこなかったので、ふと中を覗くと一瞬携帯を隠したように見えました。これは相手も前方不注意の可能性があるとは思いましたが、それでも私の過失が高いと思い、窓をノックして、
「大丈夫でしたか?」と声をかけました。
不機嫌に出てきたその人は、ろくに返事もしなかったのですが、同乗していた子供さんの安否も訪ね、警察を呼び、事故証明をとりました。
相手は終始不機嫌でしたが、丁寧に謝り、後は保険会社に任せますと連絡先交換をして別れました。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

その後は保険会社に一任しましたが、相手がごねて思いのほか長引きました。
当初はどんな割合になっても構わないと思っていたのですが、相手の女性から連絡があり、「停止している車にバックでぶつかってきたと保険会社に言って下さい」と言われて驚きました。
「あなたの車に気づいていたらぶつかることはありません。車に気づかなかったからこそぶつかったのであり、ましてや動いていたか停まっていたかなどは知るはずありません」と答えました。それまで相手が携帯を操作していたかもしくは会話していたらしいことは何も言いませんでしたが、自分の非を全く認めず、こちらの怪我状況などに全く気遣う様子もないので相手に腹が立ってきて、当初7対3と言われていた過失割合にノーを出し、6.5対3.5まで持っていき決着してもらいました。

Q5. 【Q4】で「弁護士に依頼した」場合、その詳細を教えてください。

依頼しませんでした。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

起こさないように心がけるのはもちろんですが、加害者であっても被害者であっても、まず相手の無事を確認し、気遣うことが人として大切であり、心象としても後々もめずに交渉が進むのだと実感しました。
その後、自転車の中学生が一旦停止無視で突っ込んでくる事故を経験しましたが、保険会社の担当者が悪者になってくれて、相手側の父兄に「車代車なら、間違いなくお宅のお子さんが加害者です」と言ってくれたので、安心して相手を思いやることができました。
その上で、「車に乗っていた大人乗って私の責任です。お子さんに怖い思いをさせて申し訳ありませんでした。」と一切の費用を負担する申し出をしましたが、相手側は本当に最小限の請求のみで、その後顔を合わせても笑顔で挨拶できる関係となりました。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

まずはもっと色んな危険性を考えて、走る凶器を運転しているのだという自覚をもって慎重に確認すべきであったと思います。
また、保険会社の連絡先をわかりやすいところに何箇所かわけて置いておけば良かったと思います。
事故当初は動転して、架電先を見つけられずに家族にかけてしまったりしていましたので、慌てていてもここにもあそこにも架電先を忍ばせてある、という安心が必要でした。
また、警察の番号すら慌てて忘れてしまい、110にかければよかったのに、近所の庁舎の番号を探したりしていたので、それも動転する可能性があるので一緒に記載すべきだと思いました。
簡単なことがわからなくなってしまうのが事故直後なのだと思い、勉強になりました。

交通事故被害の不安を解決したいなら

弁護士法人・響

相談実績は月間1000件以上!

  • 安心の全国対応!

    相談・依頼は全国対応!出張面談も可能です。

  • 弁護士費用特約で無料!

    加入している保険に弁護士費用特約がついていれば、300万円程度まで実質的な負担がありません。

  • 「裁判所基準」で慰謝料請求&増額交渉!

    任意保険基準ではなく裁判所基準で交渉してくれるため、正当な保障と慰謝料を受け取ることが可能です。