交差点で巻き込み事故を起こされ、相手にひき逃げされた

この日の天候は雨天でした。
当時は道路交通法で自転車の傘さし運転は規制されておらず、私は傘をさして自転車を運転していました。
大きな交差店で左折してきた原動機付自転車に巻き込まれ接触しました。
事故を起こしたものの、相手はそのまま逃走され、ひき逃げ事件となりました。

事故を起こしたのは片側三車線の大きな道路でした。
この日の天候は雨天で、私は傘さし運転をし相手の原動機付自転車はカッパを着用していました。
私は傘で視界が悪く、相手も雨とカッパとヘルメットで視界が遮られていたのが原因だったんでしょう。
私は青信号になってから交差店に入り、自転車用の道理を走っていました。
相手は左折してきたんですが、横断歩道の状況をまったくみてなかったんでしょう。
私の存在に気づかずに突っ込んできました。
ぶつかる前にお互いブレーキをかけましたが、雨天時だと制動距離は伸びますし私の前輪に相手の前輪がぶつかるという事故を起こしました。
幸い衝突しても私は吹っ飛ぶこともなく、自転車のカゴが歪み、後から気づきましたが自転車の前輪スポークがいがんでいました。
一応大きな外傷はなかったとはいえ、相手はそのまま原動機付き自転車を走らせ警察を呼んだり救急車を呼んだりといったことをせず逃走しました。

事故を起こしたのは横断歩道だったので、道のど真ん中で突っ立てるのも悪いと思い、とりあえず道路を渡りきりました。
加害者の原動機付自転車の運転手（40代の中年女性）も一緒についてきました。
加害者女性から大丈夫？と声をかけられ、体に怪我はないか、自転車の損傷具合をチェックしました。
自転車のカゴが歪んでるとはいえ、そのまま走行できることを確認すると加害者女性は連絡先の交換もせず逃走しました。
当時の私は学生だったのでどのように対応して良いかわからず、そのまま学校に行きました。
自宅に帰ってから両親に朝の通学中に原動機付き自転車に乗ったオバチャンに衝突されたと報告しました。
すでに事故から時間がたってましたし、ナンバーも覚えていない状況だったのでどうにもならず泣き寝入りをしました。

今回の交通事故で、加害者が誰か特定できませんでしたし、自転車の修理代と病院での検査をいった諸費用を全部親が負担してくれました。
私は自転車を運転してましたが、この頃は自転車保険なんていうものはありませんでしたし、せめて相手のナンバーさえ覚えていればなんとかなったかもしれませんが、私が覚えていたのは相手の原動機付き自転車のボディーは赤色だったぐらいなのでどうにもなりませんでした。
結局事故は全部自分達で費用を負担し、ひき逃げ犯は誰かわからずで事件は迷宮入りになってしまいました。
今から思うと非常に残念でしたが、学生だったわけですし、私の方も相手に迷惑をかけてしまったと感じてる部分もあったんですよね。
今の私からすると原動機付き自転車が100%悪いってわかりますが、当時はどうしようもなくなく未解決でおわりました。　

依頼しませんでした。

今回の事故を起こしてから、相手のナンバーだけは必ず覚えることと、必ず警察に通報することを意識しました。
事故は病院代と自転車の修理、自転車の修理といってもカゴとフロントタイヤの交換だけなので病院代をあわせても3万もかかっていなかったと思います。
この辺りは私は学生だったのでハッキリしたことは覚えてません。
両親も、私の不注意で費用全額を両親を負担することになったわけですし、出来るだけ金額はわからないようにしていました。
あと私なりに悟ったのは、私も運転はへたくそですが、世の中には私と同ｌｌｖの下手さなのに運転してる人がいるということです。
なので車を運転してるからといっても不注意で事故をすることもありますし、相手を信頼するのではなく周囲の人はすべて下手だと考え自衛するよう心がけてます。

当時は携帯電話もない時代でしたが、すぐに自宅に電話して母親に連絡しておけばよかったのにと思いました。
事故当時は事故を起こした私が悪い、両親になんて言えばいいんだと自責の念が強すぎた結果今回のような事態になりました。
普通は加害者が有無を言わさず警察に連絡したり、見た目は大丈夫でも救急車を呼んだりするものだと思いますが、今回のように相手が何もしない場合もありますし、まずは何も考えず母親に連絡するのが良かったと後悔してます。
また逃げられる時に加害者の原動機付き自転車のナンバーの確認もしておけばよかったと思います。
これがわかってるのとわかってないのでは全然違いますし、自転車の修理代や病院代、さらに示談金ももらえていたと思うので、とにかく相手の身分を確認する、もしくは確認出来るもののチェックをしておけば良かったと思います。