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助手席同乗者の視点から見た交通事故とは何か

  • 投稿日付 : 2017.03.21
  • 投稿者 : みえさん(20代女性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

赤信号で信号待ちをしていたら、後ろから猛スピードでやってきた前方不注意の軽トラックに追突されたもの。当時、私は免許を取得しておらず、母親が運転する自家用車の助手席に同乗していた。助手席にドンという衝撃があり事故に遭ったと把握した。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

赤信号で信号待ちのための停車中に前方不注意の軽トラックに追突された。こちら側が赤信号であることは目撃者も通報した警察も確認済みである。こちらは完全に停車した状態でぶつけられているため、車の後ろ側は凹み、路肩に移動しようにも車は変な音を立てて動いたため周囲に注意され移動が出来なかった。赤信号の信号待ちの最中に起きた事故であり、こちら側が赤信号であるため当然ながら前に進むことも横や後ろに避けることも出来ず為すすべがなかったとしか言えない。私は助手席に同乗していたため、激しい反動を頭部に受けて嘔気を訴えた。車の被害については後ろの窓ガラスに亀裂が入ったり、車の後ろ側が凹んでしまうほどの激しい事故だった。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

こちらの自動車が動かせる状態ではなかったため、二車線ある道路の一車線を結果として塞ぐ形になった。まずは保険会社に連絡を入れ、その後すぐに警察に連絡を入れた。運転手である母親と相手側には一切無傷で怪我はなかったものの、私が頭部を強打し嘔気を訴えていたため、消防にも連絡した。警察、消防、保険会社とも事故現場から所在地までが離れていたため、到着までに1時間程度かかっている。救急車到着後は済生会病院から市民病院に搬送された。相手側が吐き気を訴えている私の側で背中をさすっていたのは覚えている。なお、私はこのとき脳震盪を起こしていたようで事故に遭ってから救急車が到着して病院に運ばれるまでの記憶は極めて曖昧である。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

相手側とこちら側の保険会社が同じ会社であったことや、周囲からの証言によりこちら側に過失が認められなかったことから保険会社と警察に一任することとなった。相手側の前方不注意による信号無視と判断され、相手側は罰金支払いを受けてはいるがこちら側が免停などの極刑を望まなかったこともあり、話し合いはスムーズに行われた。保険会社側も同じ会社だということもあって、金銭のやりとりなどに目立った問題は発生していない。相手側には当方の脳震盪の入院治療費を支払ってもらうことで合意した。どちらについても対人・対物無制限の保険に加入していたため、費用の捻出や代車の手配に対してお互いが困窮するということはなかったと記憶している。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

交通事故は誰が被害者になるか、誰が加害者になるか分からないため常に信号機や周囲の様子を意識するようになった。事故後に原付の免許を取得したが、今でも車両は怖いという意識がある。他者の車に同乗するときは出来るだけ死角と呼ばれる場所や巻き込みを意識するようになったり、後方から来る自動車や二輪車に対する目の向け方も変わったように感じる。事故に遭ったときの対策も教習所や免許試験場で学ぶ機会があり、それをメモしたものを常に持ち歩いている。しかし、それでもあのときの恐怖は消えておらず、確認は神経質になりがちである。気をつけ過ぎていると言われるくらい神経質になっているが、事故に遭うといかなる形であれど神経質になるのだと感じた。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

これは人によるが、私の場合は同乗者という立場であったためとにかく周りをしっかり確認し、運転手に適切な指示を出すということをするべきだったと今は思う。道具についても窓ガラスに亀裂が入り、後ろ側が凹んで動かない状態だったので車に搭載されている三角の掲示板の使い方をしっかり把握しておくべきだったし、法律に基づいた事故の処理の仕方を把握しておくべきだったと今は考えている。日本には多数の保険会社が存在することもあり、万が一、保険会社が違っていた場合の手続きについてもしっかり把握すべきではないかと思う。あらかじめそれらの事案をしっかり学んでおけば事故に遭ったときに適切な対応がとれたのではないかと考えてしまう。

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