Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?
私は当時、入社1年目で一人暮らしをしていました。通勤のために車を利用していましたが、まだ自分の車を持っていなかったため、県外に住む親の車を借りていました。その日の朝はいつものように通勤のために家の前を出発し、信号待ちをしていました。
Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?
朝の通勤時間帯で、私も始業時間に間に合わせるために車を運転していました。その日はいつも通りの時間に出発し、特に焦ることなく落ち着いた気持ちで運転をしていました。自宅近くの駐車場から出発し、住宅地を抜けて、一番最初の信号で信号の前で止まりました。その時のブレーキの振動で、助手席に置いていた仕事用の手提げ袋が下に落ちました。私はブレーキを踏んだ足をそのままにして、助手席の下に落ちた荷物を拾いました。その時、弱く「トン」と音がしました。すると、私の車は、その前で信号待ちをしていたタクシーにぶつかっていたのです。サイドブレーキは入れてませんでした。私が運転していた車はオートマチック車だったため、下を向いたときに足からブレーキが離れてしまったらしく、クリープ現象で前に進んでしまっていたのです。
Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?
前の車にぶつかった瞬間は何が起きたのかわかりませんでした。前のタクシーから運転手の男性が降りてきて、私の車に近づき、運転席側のドアをたたきました。ひとまず、近くのお店の駐車場に2台の車を駐車して、二人で車の外に出ました。タクシーにお客さんは乗っていませんでした。ぶつかった衝撃は小さかったので、お互いの車の傷は目立ちませんでしたが、確かにぶつかっていました。私はまず、相手の方がけがをされていないかの確認をすると、相手のタクシー運転手の男性も私のけがの心配をしてくださいました。その後、相手の方は、勤め先のタクシー会社へ電話連絡していました。そのあとに、警察に電話をしていました。私はまず、自分の勤務先に交通事故で遅れる旨の電話を入れ、その後自分の父親に電話を入れました。
Q4. その事故はどのように解決しましたか?
相手の方はタクシー会社の社員だったということもあり、電話で勤め先へ連絡をされると、間もなくタクシー会社の方がもう一人いらっしゃいました。私は名刺をいただくと、その方は「家族は?」と聞いてきたので「いません」と私は答えました。その後、私が一人暮らしで父親の車を使っていると伝えました。しばらくすると警察の方が来て、事実確認を行いました。私は車の保険の対象の年齢ではありましたが、私名義の保険ではなかったために、全て父親に任せました。父から聞いた話によると、保険会社の間での話し合いになったそうです。念のためにその夜、タクシーを運転されていた男性に電話を入れると、事故の直後は特に何もなかったのですが、しばらくして調子が悪くなり嘔吐したため、病院にいったらむち打ちのような状態だったそうです。その治療費なども含めて保険会社の方に一任したということでした。
Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。
あの時の衝突事故は、本当に油断をしていました。自分はしっかりとブレーキを踏んでいると思い込んでいましたし、信号待ちをしているときも車間距離をしっかりととっているつもりでした。しかし、ほんの数秒、目を離した隙に車が前に進んでしまったいたのです。このことから、まず信号待ちをしているときはブレーキをしっかり踏むようにしました。そして車間距離をしっかりとり、前から目を離さないようにしています。もしも目を離さなければならないときには、必ずサイドブレーキを入れるようにしています。また、その他にも「大丈夫だろう」と過信せず、もしかしたら横から人が飛び出してくるかもしれない、もしかしたら前の車が急ブレーキを踏むかもしれない、などということを想像しながら安全運転に心がけています。
Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。
心に余裕を持たせるために、常に時間ギリギリで行動するのではなく、ゆったりと運転していればよかったと思いました。特に急いでいたわけではありませんでしたが、なるべく早く到着したいという気持ちからわずかな信号待ちの時間ももったいないと考えて、落ちた荷物を拾ったことが今回の事故につながりました。運転中はわき目をふらずに運転に集中するようにしていればこのような事故は起きませんでした。この時の事故はたまたま相手の方が良心的でとてもスムーズに解決に進みましたが、親切な方ばかりではありません。常にどういう状況が事故につながるのかのシミュレーションをしておくことも大切だと思いました。また、相手の方の車の後ろにプラスチックのカバーがついていたために傷かつかなかったことはよかったと思いました。
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