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一瞬目線をそらしただけのつもりがスリップ。

  • 投稿日付 : 2017.04.01
  • 投稿者 : TST0104さん(30代男性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

冬の北海道の、夜遅い海沿いの国道でのことでした。制限速度は時速50kmでしたが、路面がブラックアイスバーンだったため、制限速度より少し遅いスピードで走行していました。車内のエアコン操作のために目線を機器へ一瞬移したとたん、ハンドルがとられ、制御不能になり、対向車線の路肩にあるポールと衝突しました。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

路面上で日中に溶けた雪が、夜間の冷え込みで凍結していました。
事故現場は直線道路でしたが、現場の前後の道はカーブが多く、
また路面も凍結していたため、全区間で制限速度が時速50kmであったものの、
少しこれを下回る速度で走行しておりました。
100km離れた街で買い物をして、自宅へ戻る道中のことでした。
買い物をしていたお店を出る時間が遅くなり、日付が変わるごろの帰宅予定でしたが、
自宅まであと10kmを切ったというところで、車内が暑く感じられたため、
エアコンの操作をしようと、目線を機器へ移したところ、ハンドルがとられてしまいました。
ポンピングブレーキをじんわりと行いながら、車をまっすぐに立て直そうとしたのですが、
うまくいかず制御不能になり、そのまま車は対向車線も越えて、路外へ逸脱し、
路肩のポールと、フロントガラスのピラーを中心とした車両右前部分が衝突し、車が止まりました。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

まず、警察に電話し、事故があった事実、事故現場、事故の経緯について、説明を求められた順に説明しました。
次に、保険会社に電話し、警察に対し行った内容と同じ内容で、事故報告を行いました。
その後、車両から降り、車両の周囲を見回し、滑ったタイヤ痕を確認しながら、
事故の詳細な経緯について語る心の準備をしておりました。
エンジンをかけ続けてよいものかわかりませんでしたが、外気の冷え込みが激しいため、
車内に戻り、暖を取って警察の到着を待ちました。
また、自分の当時使っていた車両は、当時勤めていた職場で、時折借り上げ扱いとなることもあり、
当時勤めていた職場の上司にも電話し、事故報告を行いました。
警察が到着してからは、淡々と事故の詳細について報告しました。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

自分が本来出費しなければならなかった部分は、車両と路肩のポールの修理費用でしたが、
車両の修理費用の一部と、路肩のポールの修理費用全部については、保険対応となりました。
車両の修理については、エンジンルームはまったくの無傷だったものの、
フロントガラスとピラー、そして運転席側のドアのすべての取り換えを余儀なくされました。
車両は年数が製造年より10年以上経過しており、また、小型自動車のため(軽自動車ではない)、
車両本体の保険金額では、この3カ所の取り換え等による修理費用をまかないきれませんでした。
このため、修理費用の約20%については、自己負担を余儀なくされましたが、
初めての事故でも、保険会社の事故対応受付が丁寧で、安心して対応できました。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

1つ目は、冬季・夏期に関係なく、タイヤの目の状態、空気圧の状態、ブレーキパッドの状態については、
つねにできるだけ万全な状態にしておくことを心がけています。
どうしても不可能な場合は、それぞれの部品の状態を正確に把握することにしています。
2つ目は、路面凍結がしやすい時期、とくに初冬と年明け直後には、どんなに焦っても、「急」のつく
動作をしないように、改めて心がけました。
3つ目は、自分の運転している自動車がFF車なのか、4WD車なのかを、特に冬場は意識して、
万一の際の、それぞれに合ったハンドルやペダル操作について心がけておくことにしました。
4つ目は、凍結路面では停車するまで、どのようなことがあっても、目線を一瞬たりとも、
路面から大きく離すことのないように心がけることにしています。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

任意保険の保険証券を、車検証などと一緒に、車に搭載しておいてよかったと思いました。
緊急の際の連絡先はもちろん、保険の条件などもその場で確認できるため、
事故処理の際の懸案事項はこれでかなり少なくなるはずです。
そして、公共交通機関を利用できないような場所や時間帯の場合は、
恥ずかしいと思っても、信頼できる知人などを呼ぶと、事故車両の移動後、
自分自身も運んでもらえます。
特に事故の経験が少ない場合は、気が動転することもありますので、
気持ちを落ち着けながら帰路につけます。
また、冬季には、万一暖房がとれない場合などにそなえて、ブランケットなどを搭載しておけばよかったと思いました。
上半身はコートである程度保温できますが、下半身の保温も必要な場合が想定されると思いました。

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