自転車で走行していた私とT字路で左折した車が衝突した話

下り坂を自転車で駆け下りていました。そのとき坂の下のT字路に向かって車が近づいてくるのが見えました。私は坂の道を直進して、車は曲がり角を左折しようとしたときに衝突してしまいました。季節は秋頃で、夜の８時ごろに置きました。

事故が起きた時、私は東北にいました。秋頃の東北はすでに寒く、自転車を走行していると手袋が無ければ手が冷えて痛くなり感覚がどんどん鈍くなっていくほどです。私は、そんな季節にも関わらず手袋を忘れてしまいました。時間も夜の８時で、外はかなり寒かったのを覚えています。とても素手で自転車を運転したくなかったので、上着のセーターの袖を伸ばして手を覆ってハンドルを握る方法で寒さ対策をして自転車を運転することにしたのです。早く帰りたくて、坂道を駆けるように下っていました。坂の下のT字路に車が向かっているのを目で確認出来ました。ブレーキをかけようとしたのですが、袖に手が引っかかってブレーキをかけることが出来なかったのです。車がゆっくり左折していくところに、私が勢いよく飛び込んでいき、そのまま衝突しました。

勢いよく自転車と一緒に私の体が横転したのを覚えています。すごい衝撃に驚きました。「ぶつかった！？?でしょ！！」と思いながら道路に勢いよく倒れた後は頭が真っ白になって、どうすればいいか分かりませんでした。衝突した車は２０ｍほど走行した後にハザードを点灯させて停止しました。運転手が車から降りて、私の無事の確認と左右をしっかり確認せずに左折をして申し訳ないという内容の謝罪をしてくれました。私も、スピードを上げて坂を下り車が来ていたのに止まらなくて申し訳ありませんと謝りました。とんでもないことになってしまったと焦っていたので、とにかく早く話し合いを終わらせたかったです。時間にして５分から１０分ほどお互いの無事を確認して、そのまま別れました。

当事者同士、無事を確認して別れたので特に揉めることはありませんでした。今思い出すと、その時は大丈夫でも衝突した衝撃で頭を打っているかもしれないし、相手の車にも傷をつけてしまったと思うので、連絡先を交換すればよかったと後悔しました。また、気持ちを落ち着かせて帰ろうとしたときに自転車のハンドルが左に９０度曲がってしまっていることに気が付いたのです。そのため自転車が真っすぐ進むことが出来なくなり、泣く泣く自転車を押して歩いて帰りました。気に入っていた自転車だったので、直るか心配でしたし修理代の金額も分からなかったので青ざめました。あの時、手袋のかわりにセーターの袖で寒さ対策をするなんて方法をしなければ、こんなことにはならなかったのに・・と、とても後悔しました。

依頼しませんでした。

きちんとブレーキを掛けられるように、事故以降は手袋を絶対に持ち歩くようにしました。また、坂道はブレーキを掛けながらゆっくり下るように心がけました。あの事故は私の自転車のスピードが速かったので、ぶつかった衝撃が大きかったのだと思います。下り坂でスピードを出すのも危ないので、気を付けました。あと、どんなに言いにくい状況でも万が一のことがあるので連絡先の交換はするべきだなと反省しています。曲がってしまったハンドルは安く直すことが出来たので金銭的な負担は大きくなかったです。事故が起きると身体にも傷が残るかもしれないし、こちらに原因があれば金銭の負担も出てきます。日頃から事故が起きないように気を配ることが大事だと感じています。

きちんと自転車のブレーキを掛けられるように、手の操作を邪魔することはしなければよかったと反省しています。また自転車のライトだけではなくて、反射板を付けて自転車の存在を目立つようにしておけばよかったと思います。坂道を下る速度もスピードが出ていたので危ないことをしていたと思います。もっとゆっくり下っていけば自転車のハンドルも曲がらなかったし、車と接触することも無かったと思います。そして万が一、事故が起きてしまったときは相手の連絡先と自分の連絡先は交換しておくべきです。また、事故が起きると頭が真っ白になり、必要な機関に電話をすることも焦って出来にくいかもしれませんが、保険会社や警察に連絡しなければならないと思います。