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障害者が事故を起こした場合の対策と和解についての教訓

  • 投稿日付 : 2017.04.30
  • 投稿者 : 岡山まるみさん(20代女性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

此方が自転車に乗って横断歩道の自転車レーンを横断していたところ真正面から猛スピードで走行してきた自転車と避けきれず正面衝突しました。相手側で、もう一方の自転車に乗っていた相手は知的障害者のようでした。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

此方が自転車に乗って横断歩道の自転車レーンを横断していたところ真正面から猛スピードで走行してきた自転車と避けきれず正面衝突しました。相手は知的障害者だったようで事故を起こしても平然としていたらしく、挙句の果てには事故直後に「用事があるから帰りたい」とその場から立ち去ろうとしたため周囲の人に止められていました。私は後頭部を強打していたという理由で意識が朦朧としており、その当時の記憶は曖昧なのであくまで人から聞いた話に過ぎませんが、病院に着いたときには記憶が混乱しており「デパートの屋上へ遊びにいく」と言ったり、医者や看護師、警察、身内相手にひたすら暴言を吐いたり、主治医の見立てによると脳震盪を起こしていたなど状態としてはかなり酷かったようです。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

私は意識を失っていたので記憶にはありませんが、警察の証言によると周囲の人が帰ろうとしている相手を必死に止めており、時間内に帰ることが出来ないという理由で相手が大パニックに陥り暴れだしたり、噛み付いたりして警察より先に騒ぎを聞きつけたであろう親が出てきてその場に居た人に謝罪に回るなど騒動になっていたそうです。加害者にあたる男性は現場近くの高層住宅に暮らしていたらしく、警察よりも先に親が出てくることが出来たのだと思います。その後、加害者が何とか落ち着いたこともあり警察への通報と救急車を呼び出す作業に移られたそうです。自転車同士の事故なので保険会社へは連絡をせず、直接警察に入って解決してもらうことになりました。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

この事故については加害者側の親が謝罪し、警察にも間に入ってもらう形で入院治療費を支払うことと当時働いていたバイト先への保障、私が稼ぐはずだったバイト代の支払いを行うことで和解しているそうです。加害者の方は事故に遭ってから自転車に乗るのが怖い、自転車に乗れなくなったから被害者は自分だなどと騒いでいたそうですが、親が一喝していたそうで、私の記憶がハッキリとしたときには加害者の方を連れてきて土下座をさせていました。私は損害賠償などを請求する気は全くなかったですし、むしろ相手の方が障害者であることは両親から聞いていたので、その場を丸く収めたいと思うほうが強かったのこともあり謝罪を受けて和解の方も受けさせて頂きました。私が事故に遭ってから記憶がハッキリとするまでに一週間前後かかっているので、この間の話は大半が伝聞となってしまうので記憶違いがありましたら申し訳ありません。

Q5. 【Q4】で「弁護士に依頼した」場合、その詳細を教えてください。

依頼しませんでした。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

事故を経験してからと言うもの、自転車に乗れなくなってしまって今は自転車・自動車最優先の歩行者として安全に気をつけるようになりました。歩行者にとって自転車や自動車が凶器であるように、自転車と自動車にとっても歩行者は凶器です。お互いに事故を起こさないように気を遣うことが非常に増えた気がします。事故を起こした相手が障害者であったことも手伝い、知的障害者・身体障害者・精神障害者・発達障害者のいずれについても事故を起こさないように安全を理解してから運転してほしいとネットを通じて訴える機会が増えました。私自身も精神障害者であるため、自らの不注意で周囲や自分が事故を起こさないように細心の注意を払うようになりました。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

事故に遭ったときは相手を帰さないように必ずその場に引き止めておく、警察を周囲の人が呼びにいくように気を配るというのが教訓でしょうか。意識を失ってしまうと相手は驚いたり、怯えてしまってその場から逃げることが多いのですが、逃げてしまうと罪が重くなってしまうことも起こり得るので周囲の方が止めたりすることも大切だと思います。あとは被害者側も出来る限り意識を失わないように受け身を取れるようなら取るなどして頭を守ることは大切だと思います。私は事故のときに頭を打ち付けてしまった衝撃で意識を失ってしまって加害者とされている方にもかなりのご迷惑をおかけしてしまったので、今後は意識を失うことがないように気をつけたいと考えています。

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