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注意1秒怪我一生を身をもって体験しました。

  • 投稿日付 : 2017.05.07
  • 投稿者 : アラスさん(30代男性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

夕方ですが周囲は暗く、直線で交通量が多い道路でスピードを出すドライバーが多い場所でした。走行中の直線道路が工事中で反対の道路に移ろうとしたした際にほぼ真後ろで並走していたワゴン車に自転車ごとはねられました。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

高校の部活帰りの夕方のことです。すっかり暗くなり急いで自転車で帰宅中、長い直線道路の途中で交通工事を行っており道を塞いだ状態で通れない為、反対の道路に渡ろうと少し歩道をはみ出して安全確認で振り向いたときに後ろから猛スピードのワゴン車にはねられました。丁度私の自転車の右後ろの四角で並走する形となっていた為、私が自転車の方向を変え振り向いたときにぶつかる形になったのです。ワゴン車は本来なら避けられる状況でしたが100キロ以上のスピードの出しすぎでぶつかってしまったと車のブレーキ痕から警察の検分で判明しました。自転車から放り出された瞬間から意識はあったので必死に頭を手で庇って守り、反対車線を車が真横を通過する中を必死で転がり這いながら歩道まで行きました。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

私自身は意識はありましたが、当時は携帯電話を持っていなかった上に右腕が折れて足や頭にもダメージを負った為に立てなくなり、痛みと出血から全く動けなくなりました。事故を起こしたワゴン車の運転手がすぐに救急車と警察を呼び、同乗者が声をかけながら私の頭部の止血をしてくれました。10分ほどで救急車が到着し、救急隊員が折れた腕の固定処置をし病院に搬送されました。病院では両親が到着しており、腕の手術が必要であることを告げられ即入院となりました。両親の話によると警察の実況見分で車と自転車の接触具合やブレーキ痕が証拠になると教えられました、その日の夜に運転手と保険会社が病室を訪れ事故の謝罪と両親との今後の短い話し合いが行われました。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

次の日に警察官が病室を訪れ、ワゴン車の運転手の処遇を聞かれましたが一任しました。保険会社によるとワゴン車のスピード超過はあるものの私の道路横断時の不注意もある為過失割合を含め入院費や手術代込みで合計で250万程の慰謝料になると告げられました。警察の調べてはブレーキ痕からスピード超過は100キロを超えており、生きていたことが幸いと言われる程でしたが、保険会社の言い分では70キロ程度の超過でその為死亡しなかったと言われ憤慨した覚えがあります。不服があった為弁護士を立てて争うことも出来ましたが、受験を控えた私は雑音を入れたくなかった為にその慰謝料で妥協し、手術を2回行った1年後に事故は解決に終わりました。

Q5. 【Q4】で「弁護士に依頼した」場合、その詳細を教えてください。

依頼しませんでした。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

それ以降は必要以上に車の交通を気にするようになりました。注意1秒怪我一生という言葉は知っていましたがそれを痛感しました。腕の手術は成功しましたが後遺症は残りました。以前の様に完全には手首を曲げることが出来なくなり手術痕が一生残ることになりました。入院は計2ヶ月程でその間学校には行けず、勉強は遅れ体育の授業や部活にも医者の制限により腕を使うものは出来なくなってしまい内申にも響きました。事故後しばらく道路に近づくのも恐ろしくなり横断歩道があるところ以外では歩いてでも渡ることが出来なくなり想像以上にストレスやトラウマになっていたんだと思います。一瞬の注意不足で事故に遭った為大きな痛手を負うことになりました。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

警察の事情聴取には事故後で記憶が曖昧になったり細部を思い出すのに時間が必要な場合があります。ですので少なくとも相手の処遇に関しては厳しめにする様にお願いした方が良いです。私の場合そこを一任した為に保険会社に突かれました。警察の追及が弱いと事故の加害者の過失割合を軽くする為に相手に落ち度が無いか、慰謝料を減額できないかに必死になってきます。その為裁判をするしないに関わらず弁護士に一度相談しておく事をお勧めします。もし私が同じ目に再び遭った場合は迷いなく裁判をすると思います。加えて今は自転車保険も充実しているので加入しておくと便利だと思います。この事故は自分が被害に遭いましたが自分が加害者になることもあり得ると深く心に刻みました。

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