自分は悪くないのに、なぜか強がってしまった・・・。

一方通行の道で自転車で走っていて、車道を横切って反対側の道に渡ろうとしたときに、すぐ後ろからついてきていた車に追突されて、転倒しました。
特に相手がスピードを上げていたわけでもなく、そんなに危険な運転ではなかったのですが。

今からおよそ６年前の春ごろのことだったと思います。天気は曇りで、気温は少し低い日でした。友人との待ち合わせの約束に遅れそうだったので、少し自転車を急いで走らせていた中で、自動車に追突され、転倒するという事故に遭いました。すごく急ぎながら一方通行の道を走っていたので、自動車が並走していることには一切気づかず、進路をまっすぐから斜めに変えました。自動車の運転手の人はとてもびっくりしたことと思います。
一方通行で、ほかに走っている車もなく、自分の自転車と相手の自動車だけが走っている状況だったのですが、自動車の存在に気づかずに周りを見ずに自転車を走らせていたことがいけなかったかなというように感じています。

自分が急に進路を変えたことが大きな原因であるとすぐに感じ、転倒してすぐに自動車の運転手に謝りました。しかし、事故が起きた以上は自動車の運転手に責任があるという説明を受けて、大変申し訳ない気持ちになりました。幸いけがもなく、痛みもなかったので、その場で特に警察にも電話しませんでした。そして、とにかく自分に非があるという風にしか感じられない状況だったので、すごく相手に謝りました。相手の方は自分を病院まで連れて行ってくれるという提案もしてくれたのですが、断りました。
当時自分は高校生だったので、事故に遭った時はどうすべきかということが整理できていませんでした。一度事故が起きた以上、被害者である自分が無事だからといって、しっかりと相手の方と話し合いをすることも大切だったように感じます。

１０で書いた通りです。被害自体はすごく小さかったので、特にそれ以降の対応はとりませんでした。
ただ、仮に自分が頭から転倒していた場合や大きなけがを負ってしまうことになっていた場合には、そういう解決方法では済まされず、しっかりと病院や警察、保険会社等に迅速に電話をかけることが大切であるように感じました。当時の道路状況として、当事者以外がいなかったということもあり、誰かが連絡をしてくれるわけではなかったので、そういう状況でも、落ち着いて事故に対応できるだけの用意が双方できていなければならないと思います。
また、道路の安全管理等の問題にもつながるので、どんなに小さな被害でも、事故が起こってしまった場合には警察に連絡することは忘れてはいけないと感じます。

依頼しませんでした。

とにかく、時間に余裕を持って行動するようになりました。急いでいたり、焦っていたりすると周りが見えなくなり、事故の危険性が高まります。もちろん、事故だけではなくて、日常生活においても見落としてはいけないことを見落としてしまう可能性もあり、それもいい教訓となりました。
事故がいいきっかけとなり、自分が時間に対しての意識を高めるようになりました。当時も集合時間に遅れないように、時間に余裕を持って自転車を運転していれば、急な進路変更をすることもなかったと思いますし、相手の運転手に迷惑をかけることもなかったと、今になって反省をしています。自分にとっては、急いては事をし損じるという言葉を体現したような事故となりました。

自分が事故に遭うことなんて考えたことがなかった中で遭遇した事故でした。そのため、何をしていいのかといことが分からず、結果的に適切ではない判断と行動をとってしまったように思います。そのため、まずは有事に備えて何が必要かということを頭の中で整理しておくことが大切だと感じました。それが、自転車に乗る人にとっての最低限の義務であると思います。何事も決して自分の身には起こらないというように考えることは、とても危険であると感じました。やはり、日ごろからしっかりと備えておかなければ、いざというときに困ってしまうことになります。また、１３でも書きましたが、時間に余裕をもって行動すること。これも大切な準備であり、「やっておけばよかった」と思うことの１つであります。