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任意保険に入っておらず、全ての手続きを自分たちで対応

  • 投稿日付 : 2017.03.19
  • 投稿者 : うたさん(30代女性)

Q1. 事故発生時、どのような状況でしたか?

路側帯(歩道のない道路の端にある白線の内側部分)を歩いていたら、前から走ってきた原付に衝突された。見晴らしのいい道で、普段は事故が起きるような場所ではなく、原因は相手の前方不注意でした。目撃者もいたので相手は自分の非を認めていました。

Q2. どのような状況で事故に遭遇しましたか?

路側帯をあるいていたところ、前から原付バイクが走ってきた。私は道路の右側を歩いていて、相手は道路の左側を走っていました。白線の上をフラフラ走っていたので危ないな、と感じてこちらは止まりましたが、相手は直前まで一切減速することなく走ってきました。下を向いていたので、おそらく携帯か何かを見ていたのだと思います。「ちょっと!!」と叫ぶと、相手がこちらを見て状況に気づき、急ブレーキをかけました。住宅街の中の道だったので、速度はそんなに出ておらず、せいぜい30キロくらいだろうとのことでした。あまり速くなかったとはいえ、ブレーキを踏んですぐ止まれる訳もなく、相手は避けようとしたようですが、避けきれず衝突しました。

Q3. 事故に遭遇して、まず何をしましたか?

まず救急車を呼びました。同時に警察にも連絡しました。警察が到着するより早く救急車が到着しました。事故の状況を簡単に説明し、そのまま私たちは乗り込みました。行き先の病院を決めたり、脈などをはかっている間に警察が到着しました。原付の運転手が警察の対応をするとのことで、私たちは病院に向かいました。診察が終わった頃、警察が病院にやってきて、事故の様子を一から説明しました。相手の電話番号と住所の書いた紙を渡され、直接電話して今後のことを決めるよう言われました。警察の方からは費用負担のことなどは話せないようで、「一度こちらに電話してみて、直接相手に聞いてください」の一点張りで何も教えてもらえませんでした。初めての事故で勝手がわからず、何もかも言われた通りにしていました。

Q4. その事故はどのように解決しましたか?

電話して話したところ、どうやら相手は任意保険に入っていなかったようです。自賠責には入っていたので、医療費の請求をしたいから加入している自賠責の保険会社を教えて欲しいと言っても、保険を使わず実費で払うつもりだから、全額立て替えといて欲しいと訳のわからないことを言ってきて、全然話が進みませんでした。おそらく任意保険と勘違いして、事故を起こしてしまうと保険料があがると思っていたようです。話が全然進まないので、一切の対応を主人に代わってもらい、自賠責の仕組みから何から何まで説明して、何とか自賠責の会社名を聞き出し、事故関連費請求の事務手続きを始めました。医療費もこちらが全て一時立て替えし、請求もこちらで資料を全て作成し、担当者などはつかないため、疑問点は毎回こちらから保険会社に電話して確認せねばならず手間がかかりました。最終的に申請が認められ、かかった費用は回収できましたが、途中で申請を投げ出したくなるほど本当に骨が折れました。

Q6. 事故を経験してから気をつけるようになったことを教えてください。

今回の事故に関しては、私側に一切の非は無いと思っています。しかし、普通に過ごしていても交通事故に遭ってしまうことを身をもって実感し、外にいるときは今まで以上に周りの車や自転車に注意するようになりました。具体的には、信号など交通ルールを守ることはもちろんですが、危険な車が近づいてきても巻き込まれないよう道路に近いところには立たないこと。少しでもフラフラしていたり様子がおかしい車やバイクがあるいたら、すぐに離れること。少しでも事故に巻き込まれる可能性を下げるため気をつけています。
また自分が車を運転するときは、よそ見運転を絶対しない、ミラーだけでなく目視でも実際に確認して動く、というようや基本事項を、徹底して行うことにし、事故の、加害者とならないよう気をつけています。

Q7. 事故に遭遇して、やっておけばよかったこと・やっておいてよかったことを教えてください。

目立った外傷がなかったため、最初は物損事故として処理されました。いつでも人身事故に変えれるから、と警察官に言われ、何の知識もなくその場は物損で済ませましたが、物損事故と人身事故では万が一の場合の保障の額も異なることを後から知り、翌日に慌てて人身事故に切り替えました。人身事故に切り替えるために必要な書類などもあり結果的に手間が増えてしまいました。目に見える傷はなかったとしても衝突したことは事実ですし、最初から人身事故で処理すればよかったと後悔しました。
また、今回、加害者側が任意保険に入っていなかったため、書類作成から必要書類集めまで、手続きを全て自分たち(被害者側)で行わなければならず、保険会社の窓口を紹介したっきり一切連絡してこない加害者側にすごく腹が立ち、マイナスの印象しか持ちませんでした。結果的に後遺症が残るような怪我ではなかったので、特に文句を言うこともなく事故処理は完了しました。しかし万が一、自分たちが加害者になってしまった時、相手に深刻な被害を与えてしまった時、相手に不快感を与えることなくスムーズに事故対応を進めてもらえるよう、代理人として保険のプロに介入してもらえるよう、任意保険に加入することの大切さを身をもって実感しました。

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