まさかの大激突。誰もいない真夜中の交差点で。

赤の点滅信号で一時停止を無視して交差点に侵入したら、たまたま黄色の点滅信号で侵入してきたタクシーと衝突した。おたがい怪我はなく物損での処理となったが、こちらの車は軽自動車だったためバンパーはおろか前部が潰れた

深夜の残業を終えた午前3時くらい。家の近所の交差点にて事故に遭遇。交差点に差し掛かったときこちらは赤の点滅信号で向こうは黄色の点滅信号。本来ならばこちらが一時停止して安全確認をした上で通行しないといけないのですが、田舎町のましてや深夜帯ということもあり気が緩んでいたのでしょう。深夜にまで及んだ仕事の疲れも手伝って、一時停止を無視して交差点に侵入しました。自分以外に車など通ってもいないし通行人もいない。大丈夫だろうと思っていたところに偶然タクシーが来たのです。正に信じられないようなタイミングでした。だってそれまでは車の一台も通っていなかったのです。慌てて急ブレーキを踏んだのですが当然止まれるはずもなく、タクシーの横っぱらに激突しました。

初めて起こした大きな事故（細かな物損などは恥ずかしながら何度か経験済み）なので気が動転するかと思いきや、意外と冷静にすぐに相手の安否を確認しにいきました。不幸中の幸いで運転席ではなく後部座席よりも後ろにぶつかったので、相手にも怪我はありませんでした。もっとも相手はタクシー。当然普通車。こちらは軽自動車。過失の割合はともかくとして、こちらのほうがダメージは大きく見えました。自宅の近所だったため家に帰って親を叩き起こし、後は保険会社、警察と各所に連絡。状況から見て自分が悪いことは理解していましたのでとにかく相手に謝罪しました。自分がまだ若かったからか相手の方も私を責めるでもなく逆にこちらの体を気遣って頂きました。

後日菓子折りを持ってタクシーの営業所に謝罪に赴き、本人と上司の方に改めて謝意を伝えました。それがせめてもの誠意だと考えたからです。しかし事故の対応はもう全て保険会社に一任しました。素人が出ていってどうこうなるというものでもないですし、そこで下手に示談的なことを試みて取り返しの付かないことになっても色々迷惑をかけるからです。相手もプライベートな時間ならばともかく就業時間中でしたので休業補償のことなどがあり、それが余計にプロの保険屋さんにおまかせしようと思った一因です。通常の補償と休業補償と二つありましたのでなかなか交渉も長引いたものになってしまい保険会社の担当者の方も大変だったと思いますが、おおごとになることなく全て保険で賄うことが出来ました。

依頼しませんでした。

ごくごく当たり前のことですが、一時停止、制限速度など気をつけるようになりました。あの時のことを思い出すと未だに心臓がバクバクいいます。事故を起こして暫くの間は車の運転が恐ろしく感じていましたが、車がなくては仕事や日常生活に大きな影響が出るということもありビクビクしながら運転を続けていました。事故を起こしてからはそれまでの感覚となんだか全く違う感覚になったような気がします。それまでは所謂「だろう運転」だったのがそれからは常に周りに注意を配る（かも知れない運転）に変化しました。深夜の交差点でもあんなことが起こるんだ。日中の国道で何か起こらないわけがないという慎重な考え方に変化しました。今思えば相手の方には大迷惑だったことと思いますが、自分にとってはいい薬だったと思います

保険会社の連絡先は携帯のアドレス帳に入れておいたほうがいいということ。それと加入の際代理店などで手続きをした場合、その代理店の担当者の連絡先もわかると安心です。保険の特約でJAFなどのロードサービスを付帯できるのであればこれは必ず入っておいたほうが良いです。それがない場合、事故して動かなくなってしまった自分の車をどうやって処理するかが大変になるからです。特約でロードサービスなどが受けられるのであればその心配はいりません。とにかく事故を起こしたあとは多少なりとも気が動転しているものです。自分で処理しなければいけないことは少しでも減らして、あとは専門スタッフに助けを求められるようにしておくほうが賢明だと思います