交通事故での示談金と慰謝料の違いについて【妥当な示談金を得るための交渉方法】
- 2016.06.06
- 示談・調停・裁判
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よく耳にする示談金と慰謝料という言葉。
交通事故の場合、これらの違いはどんなことでしょうか。
被害者になってしまった時にこれらの知識がないと、熟知している保険会社のスタッフなどに言い含められて妥当な金額を受け取れなくなることもあります。
損害賠償金の内容
交通事故で被害者が怪我を負った場合は、加害者は被害者に対しての損害賠償金が発生します。
損害賠償金は、被害者が交通事故で負った怪我を治療するために負担する治療費の実費だけでなく、怪我の治療のために通院したり入院したりせざるを得ない精神的な苦痛に対する入通院慰謝料や、怪我の治療の甲斐なく被害者に後遺症が残った結果、交通事故に遭う前と同じような仕事をこなすことができなくなることの精神的な苦痛に対する後遺障害慰謝料、交通事故により不幸にも被害者が亡くなってしまった場合の被害者本人と遺族の精神的な苦痛に対する死亡慰謝料などが加算されます。
示談金について
慰謝料は精神的な苦痛をお金に換算するため、一定の基準が定められてはいるものの、被害者が補償して欲しい金額と加害者が補償すべきだと感じている金額には、差が生じてしまいます。
この差を埋めるために、ほとんどの人身事故では加害者が加入している保険会社のスタッフと被害者が示談交渉を行い、この交通事故の妥当な損害賠償金について話し合いを行って加害者が加入している保険会社のスタッフと被害者が同意した損害賠償金が示談金ということになります。
しかし、この示談交渉は人身事故の損害賠償金について熟知していて、なおかつ保険会社の利益を守る立場の保険会社のスタッフと、人身事故の損害賠償金についての知識がない被害者が交渉することになるため、被害者が圧倒的に不利となり、加害者が加入している保険会社のスタッフの言いなりになって示談金が決められてしまうと、その交通事故で受けた被害に対して非常に低い金額になってしまうことがあります。
妥当な示談金を得るための交渉方法
交通事故で受けた被害に対して妥当な示談金を獲得するためには、保険会社のスタッフに対抗するため、被害者本人ではなく、交通事故の損害賠償金の示談交渉の実績が豊富な弁護士などに示談交渉の代理人になってもらうという方法があります。
保険会社のスタッフは損害賠償金の中の慰謝料を、その保険会社が定めた基準を使って計算し提示してきますが、弁護士は過去に行われた人身事故の損害賠償金の裁判の判決などで決められた、事故の被害に相応の慰謝料を割り出して提示して、保険会社のスタッフとの合意を取り付けるように粘り強く交渉してくれます。
弁護士に示談交渉の代理人になってもらうことによって人身事故で受けた被害に対して妥当な示談金を得られる可能性が高くなります。
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