損害賠償請求の実態
- 2015.07.21
- 示談・調停・裁判
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損害賠償を請求までの流れや請求するときの手順についてまとめました。事故が起きてからどんなふうに請求していくのか知っておきましょう。
負傷してから示談に至るまでの4つのプロセスとは
事故によって負傷した場合、その後4つのプロセスを踏んで損害賠償金が支払われることになります。
1.治療や入院
まずは治療を優先しましょう。病院などで検査や治療を受け、その治療費は加害者に請求し支払ってもらいます。
2.症状固定の判断
交通事故によって怪我をし、その怪我が完治する、またはこれ以上治療を続けても症状が改善することがないと判断されるところまで治療を続けます。症状が残ると判断されることを症状固定といい、医師によって診断書に記されます。
3.示談交渉開始・損害賠償請求
治療が終わったときにやっと示談交渉が始められます。被害者はこれまでにかかった費用や慰謝料などを加害者に請求します。
4.示談成立・損害賠償金額決定、損害賠償金の支払い
当事者同士の話し合いが終わったら、被害者に損害賠償する金額を決定し、お互いが納得した上で示談成立とします。そして加害者が被害者に損害賠償して終了となるのです。
損害賠償請求の流れ
交通事故の損害賠償請求は、加害者が被害者に支払った分を加害者自身が保険会社に請求する加害者請求と、被害者が加害者の保険会社に請求する被害者請求があります。どちらでも構わないので、加害者が渋ったり、なかなか行動に移してくれないような相手だった場合は被害者自身が行動に移すことができるので覚えておきましょう。
被害者請求の流れ
被害者が請求する場合の手順は3つです。
1.必要書類の提出
必要になる書類は保険会社が教えてくれます。一般的に交通事故証明書や医師の診断書などを準備することになります。
2.請求の内容を調査
保険会社は提出された書類を確認した後、調査にかけます。調査するのは損害保険料率算出機構で、この調査結果を待ちます。
3.調査結果によって決定された保険料を被害者に支払います。
損害賠償の請求は保険会社が方法を逐一説明してくれますからあまり心配はいらないでしょう。ただし、支払われる金額には要注意です。もしも損害に見合った金額ではないと判断したのなら専門家に一度相談しましょう。保険会社も利益を得なくてはいけないので、もしかしたら適切でない金額を提示してるかもしれません。
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