交通事故でのムチ打ちは後からやってくる【その鈍痛、むち打ちかも!】
- 2016.06.04
- 後遺障害について
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交通事故で最も注意が必要なのは、後から生じる体調の変化です。
特にムチ打ちの症状は神経が張りつめている事故直後には感じにくいものです。
交通事故直後
出会いがしらに突然車と衝突する、停車中に後から追突される。交通事故はいつ誰に起こるか分かりません。稀に発生するケースで、ハンドルを握る人が雪道走行中にブレーキが利かなくなり、衝突覚悟で車を停車する以外は「覚悟」して衝撃を受ける事は有り得ません。
その為、生身の身体は突然の出来事に心身共に一時的にパニックや興奮状態に陥ります。
交通事故直後は自分が通常では考えられない心理及び体調であると認識する事が重要です。
後から次々表れる異変
事故の衝撃によって異なりますが、仮に救急車で搬送されても一見目立った外傷がないと判断されて、自宅に帰るケースも往々にしてあります。
しかしムチ打ちなどの自覚症状は数日経過してから感じる人が多いと言われます。
その為、事故直後の自身で感じる身体の痛みについては、仮の診断書として扱われ、事故後1ケ月以内(特に身体の緊張が完全に解れる2週間以内)に再度同じ病院で検査を受ける必要があります。
ある程度覚悟した衝突した側より、何の身構えもなく衝突された側にムチ打ちの症状が出やすいので、異変を敏感に察知する事が大切です。
周囲の理解と助言
この身体の仕組みを理解している人は殆どいません。その為、骨折や外傷に気を囚われがちですが、長引くと生涯にわたって痛みを伴うムチ打ちに対する理解が大切になります。
事故に遭遇した本人はもとより、家族が経過観察する事も大切です。
事故後に現れる症状は間違いなく事故を起因とするものです。この辺りは保険会社並びに病院及び警察も周知しているので、今さら申し出ても相手にしてもらえないのでは、などと気兼ねする事なく、事故の日付と状況を説明して再診しましょう。
万が一この内容を知らない人に対しては、周囲から病院に行くよう勧める事も重要です。
確かに、事故から1年以上も経過してからの体調の変化は明らかに起因性が薄いと判断され、事故による保険の対象外として扱われます。
1ケ月から2ケ月以内の体調の変化を見逃さない事が、その後の本人の健康維持に大きく係ります。
今迄経験しなかった鈍痛こそ、ムチ打ちの症状です。レントゲンでは発見出来ない症状故、発見が遅れる事が多いので、予め知識として知っておくと良いでしょう。
ハンドルを握る時は気を引き締めて運転に集中するという基本もお忘れなく。
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