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交通事故により加害者が失うものとは

現代の車はかつてと比べればはるかに安全なものとなりました。

古くを見ればシートベルトの搭載によってドライバーや同乗者の安全が図れるようになりましたし、エアバッグの搭載も事故の衝撃を和らげるということで高い効果があります。

さらに自動ブレーキ機能などの新しい機能は、さらに交通事故の予防や事故被害の軽減に役立ってくれることでしょう。

ですがしかし、それでも交通事故がゼロになることはありません。
その背景にはさまざまな事情があるでしょうが、ドライバーが車に乗る以上は安全運転の義務を絶対に負うことになります。

では万が一交通事故を起こした場合、加害者が失うものとしてはどういったものがあるのでしょうか。

加害者が支払うお金

まず現実的かつイメージしやすいところとして、交通事故を起こした場合にはその処理にとにかくお金がかかります。

物損事故ということであれば加害者が壊してしまった物に関して修繕費用を支払わなくてはなりませんし、怪我をした被害者が出た場合には治療費を支払わなくてはなりません。

また一度事故を起こせば保険等級が下がって保険料負担が上がりますから「保険があるから大丈夫」という考えも正しいものではありません。 加害者が失うものとして「お金」はまず最初に上がってくるものなのです。

加害者が背負う責任

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そしてお金と同等以上に考えなくてはならないのが責任です。

現在交通事故が発生した場合、そこでは行政・刑事・民事の三つの責任が生じます。
行政としては免許取り消し、刑事としては自動車運転過失致死傷罪などの罪、民事としては被害者への賠償が主なものとなるでしょう。

もちろん事故のケースによっては処分されないこともありますが、万が一刑事処分が妥当だと判断された場合には懲役などで「時間」というお金では買えないものを失うことになります。

飲酒運転で被害者が死亡したなどのことになれば仕事も信用も、これからの人生も失うのです。

失うものの中には取り返せないものもある

そして何よりも、交通事故で命が失われてしまった場合、加害者はその責任を永遠に、一生背負っていかなくてはなりません。

時折そうした事故を起こしたことをまるで笑い話のように話している人もいますが、そうした人は唾棄すべきものです。

身勝手、不注意、突発的な不運などさまざまな事情があるとはいえ、死亡してしまった被害者の家族は非常に長い間苦しみ続けます。交通事故では多くのものが失われてしまうのですから、「事故を起こしてもなんとかなる」などの考えは絶対にしてはいけません。

ハンドルを握ったドライバーは常に安全のことを考えて運転をしなくてはならないものであり、それが出来ないのであれば運転はしてはならないのです。

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