交通事故での逮捕基準は明確にある?
- 2016.02.24
- 重要知識
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交通事故のニュースを見ると、自動車運転過失致死、もしくは過失致傷などで交通事故を起こした運転手が逮捕されることがよくあります。
一方、有名人が同じように交通事故を起こした場合、逮捕されることはあまりなく、何かしらの基準があるのか、もしかしたら有名人だからといって警察は甘いのではないかと思われがちです。実はこうした基準はしっかりとあります。
そもそもなぜ逮捕するのか
警察が逮捕、もしくは拘留する理由は証拠の隠滅を阻止するために被疑者を確保しておく必要があるためです。
また、逃走する恐れがある場合に拘留することもあります。
被疑者の自殺防止というのもわずかですが、あるでしょう。そのために身柄を確保します。
有名人が交通事故で捕まらない理由は逃走する恐れが少ないためと考えられています。
また、運転者がすぐに警察に通報した場合、明らかに逃走の意図はなく、その時点で証拠隠滅も難しいため、わざわざ身柄を拘束する必要もないため、有名人の場合、身柄を拘束されることは少ない傾向にあります。
一般人でも逮捕されない場合もある
有名人の場合は多くの人が顔と名前を知っているため、仮に逃走した場合、すぐに見つかってしまいます。
ひき逃げなどで逃走した場合は当然捕まりますが、衝突事故を起こし、すぐに警察に通報し、捜査に最大限の協力をし、連絡先や居場所を明確に伝えておけば身柄拘束の可能性はその分低まります。
一般人においても、道路交通法違反や過失致傷など比較的軽微な案件に関して、警察への迅速な連絡、捜査への協力、連絡先や居場所の伝達などをちゃんとしておけば身柄拘束の必要性は薄らぎます。
基準は悪質性があるかないか
逮捕される場合というのは逃走される恐れや証拠隠滅の可能性があるからであり、なんでもかんでも身柄を拘束するべきではないとされています。
交通事故で身柄拘束が行われるケースは、死亡ひき逃げ事故、かなりのスピード違反など違法行為を伴った事故などです。
刑が重くなればその分、逃走の可能性は高まります。
また、酒気帯び運転の状態で事故を起こすのとそうでないのとでは行政処分などにおいてかなり差が出てきますから、逃走しようと試みるケースが多くなります。
そうしたことを阻止するためにも身柄拘束は行われます。
有名人でもこうしたケースに該当する場合は警察に捕まってしまいます。
交通事故だからといって、基準があるわけではなく、全ての案件にこうしたものが適用されます。
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