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あまり知られていない交通事故の加害者請求について

自賠責保険は年間100万件以上支払いが行われており、被害者に支払われています。
こうした手続きは任意保険に加入している場合には任意保険の会社が一手に引き受けることになります。

しかし、交通事故を起こした側が任意保険に加入していなかった場合には加害者本人が自賠責保険の会社に話をつけることになります。これを加害者請求と言います。

加害者請求を行うタイミング

加害者側が保険会社に対し請求する場合、交通事故の被害者に対し、賠償金を払ってからでないと支払いを受け付けてもらえません。ですので、支払いの事実もないのにお金を先に受け取り、それで支払うということはできません。

もし加害者側に賠償金を払う余力、財産を持ち合わせていない場合には、被害者が直接保険会社に請求する形が取られます。これを被害者請求と言います。

損害が既に確定した段階なら、事故から3年以内であればいつでも支払いを受け付けてもらうよう話をすることができます。なので、支払い余力のない場合には交通事故の被害者にお願いする必要があります。

加害者請求の流れ

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最初に、交通事故を起こした側がやるべきことは、自賠責保険の会社に赴き、保険金をもらう際に必要な書類一式をもらうことです。
事故証明などの書類が必要になり、わからないことがあればその窓口で説明を受ければだいたいの流れは把握できます。

相手の本人証明などもいるため、書類を揃える時には慎重に行動しなければなりません。
こうした書類が一式揃えば提出することになります。そして、交通事故や損害内容についての調査が行われ、いくら保険金を支払うべきかが判断されます。

自賠責保険だけでは何かと大変

任意保険に加入していれば、一連のことは保険会社がやってくれます。
なので、心配することはありませんが、自賠責保険にしか入っていない場合には弁護士を立てるか、自分自身でやるかの二者択一を迫られます。自賠責保険の会社はあくまでお金を支払うかどうかを判断するところなので代行はしてくれません。

仮に交通事故を起こしてしまった場合にはこうなることを予見して車に乗るようにしましょう。自分自身で色々準備するのは大変であり、感情的な言い争いになることも十分にあり得ます。

また、あくまで最低限の補償しかなされないため、その他莫大な慰謝料を支払う時にはその責任を全て被ることになります。任意保険に入っていればこうしたことにはならないので、自賠責保険だけしか加入していない人は要注意です。

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