無保険で交通事故を起こしてしまった場合!【慰謝料や保証について】
- 2016.07.22
- 保険について
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無保険で車を運転し万が一交通事故を起こしてしまった場合、その慰謝料などはどうなるのでしょうか?
交通事故では、過失が自分側に多くあると判断された場合には、その後の補償相談を行ううえでとても不利な状況になってしまいます。
だからといって過失を認めないことは許されず、素直に認めて保証することが一番です。
まずは警察と保険会社・弁護士を通す
補償相談の際には、当事者同士で進めるのは後に大きなトラブルを招くことが考えられるため、まず警察に連絡をして保険会社や弁護士などの法律の専門家と連絡を取ることが大切です。
これは、慰謝料の内容や仕方などを双方にとって妥当なものにする必要があるためです。
交通事故に備え任意保険に加入しておくことが一番ですが、実際に保険加入状況を調査してみるとその加入率はとても低く、全国で約30%のドライバーが無保険の状態で車を運転しているとのデータもあります。
特に沖縄県では平成25年の調査では実に50%近くのドライバーが無保険でした。
もし、このような状況で交通事故を起こしてしまった場合には、まず自賠責保険を利用して補償することになります。
自賠責保険を利用することで、自分で慰謝料などを支払わなくても済む可能性が高くなります。
任意保険に加入していないと保障額が高額になる
自賠責保険とは、車両全てにおいて加入することが義務付けられている保険のことで、被害者へ救済を最低限行うことを目的に設置されています。
従って、補償されるのは被害者が怪我などを負った場合のみで、車両などへの財産に対する補償は含まれていません。
そのため、もし無保険で交通事故を起こし被害者の車を破損させてしまうと、高額な慰謝料を支払わなければならなくなります。
義務付けられている自賠責保険に対して、ドライバーの判断で加入するかを決められるのが任意保険です。
自賠責保険(限度額が120万円)に上乗せして補償をするもので、こちらでは物損事故に対する損害賠償も含まれています。
無保険の場合で交通事故を起こし、その事故が大規模であった場合には、被害者への治療費や自賠責保険超過分、車両の修理代金などを全て請求されることとなり、その額はとても高額となってしまいます。
万が一を考えて保険に加入しておく
これらの慰謝料を支払うことができないと、被害者側が弁護士を通して民事訴訟を起こすことも考えられます。
判決が下されたにも関わらずそれに従わないと、強制執行により自分の財産などを差し押さえられてしまう可能性もあります。
こうしたことから、無保険の状態で交通事故を起こすと「自分にとって有利になることはない」ということになります。
「自分は事故を起こさない」として加入しない人もいますが、万が一のために備えておくことはとても大切です。
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