交通事故で労災保険を利用！【メリットについてご紹介します】

交通事故で被害者となり、入院することになった場合、様々なことで負担がかかります。
特に、入院に関わる支払いは大変なものです。

しかし、労災保険が適用になる場合だとこの負担がなくなることもあります。
労災保険を利用した場合のメリットについてご紹介します。

交通事故にあった際の治療費は

交通事故にあった場合に、最悪ケガなどで入院を余儀なくされることもあります。
その間に費用については、自賠責保険での償還払いという形で一旦支払をして、請求することもあります。

この場合には健康保険の適用がいまでは可能のために自己負担も３割になりますが、一度支払いをしないといけないためにお金が必要で、自己負担の分の入院ベット、食事代は保険適用外なのでその負担を併せると高額になります。

ただでさえ会社を休まざる得ない状況で収入が減少する際には痛手です。
しかしこの交通事故が、労災保険の適用になる業務上及び通勤途上でのものであれば話は別です。

医療費は労災保険の給付のメリットとは

事故は労災保険の適用をうけるものになった時には、給付として療養給付が支給されます。
この内容は健康保険の医療給付と何らかわるものではなく、同内容を受給できます。

そして最大のメリットは、自己負担が全くない点です。
労災保険給付の趣旨は、きせずして災害に遭った労働者の生活補償及び社会復帰を目的としているので負担がないです。

ただし原則は都道府県の労働局の指定の労災病院での治療なので、自由に病院を選べませんが、場合によってその病院でしか治療できないという理由があれば指定以外の病院でも加療はできます。

保険会社との精算処理も楽というメリット以外にも

このように治療を負担がないために保険会社への精算処理は非常にスムーズですし、原則保険会社も労災からの給付があればその分の保険給付をしなくてすむので保険会社そのものにもメリットがあります。

この労災の併給調整適用を受けるには、届をしなくてはならないですが、書類が第三者から被害の内容を基準監督署に届けるだけなので簡単です。

実はこの精算関係に以外にも、交通事故被害者にはメリットがあります。
それは、事後の後遺障害についての慰謝料請求での内容を交渉する際には、保険会社が医療負担がなかった点が慰謝料請求の査定に有利に働かせることができることです。

つまりその慰謝料の見舞金としての割り増しなどを負担が少なかった分で保険会社がメリットがあったところから拠出することを交渉の材料にすることも可能です。
保険会社として実際に保険給付が少なくなっているのでいくらかの上澄みは認めざるえないので交渉は容易です。

またこの慰謝料の内容での見舞金などは、労災保険の給付との併給調整の対象外ですので交渉はするべきです。