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交通事故の被害者の職業によって高額の損害賠償を請求された例

「車社会」と言われる現代において、交通事故は避けて通れない問題です。

交通事故は被害者はもちろんのこと、加害者の人生も狂ってしまう、大変に悲しい出来事です。また、被害者の職業によっては思いもよらない高額な損害賠償を請求される場合もあり、加害者は一生をかけて罪を償わねばなりません。

ここでは、実際にあった高額賠償の例を挙げていきます。

交通事故で医師を死亡させて、5億円以上の損害賠償を請求された例

この事故は、酩酊していた被害者が本来であれば横断が禁止されている国道を横断し、第一車線の中央付近で立ち止まっていたところ、走行中のタクシーが衝突し死亡したものです。

この事故の被害に遭った41歳の男性の職業は眼科医であり、事故前4年間の平均所得が5,500万円を超えるため、「逸失利益」が4億7,850万円と大変に高額となりました。しかし、この事故は酩酊状態であったこと、横断禁止の道路を横断したことなどの過失があるため、損害賠償額は5億843万円止まりとなりました。

それでも、男性の職業が医師だったこともあり、損害賠償額ではトップクラスに君臨しています。

先が長い大学生に後遺症を負わせた事故の例

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この事故は、交通事故の中でも少し特殊なケースです。
被害に遭った21歳の男性は大学3年生で、大学の授業が終了した後、男性の車が大学から少し離れた駐車場に止めてあったため、加害者が駐車場まで送り届けようとボンネットに男性を乗せたところ、男性がボンネットから転落して路面に頭を強打し、「遷延性意識障害」という重篤な後遺症が残ってしまいました。

遷延性意識障害は、いわゆる「植物人間状態」のことです。
加害者の車は定員5人だったものの、事故当時はすでに5人乗っており、少しの距離だからという理由で男性がボンネットに自ら乗ったところ、事故が起こったとされています。

この事故は、男性がボンネットに乗るという危険な乗車方法をとっており、男性に20%の過失が適応されました。しかし、男性は21歳とまだ若く、遺失利益も高額となるため、最終的に3億7,829万円の損害賠償が確定しました。

バイク事故で介護が必要になった被害者の例

この事故は、第一車線の右寄りを走行していた33歳会社員の男性のバイクと、車線変更して交差点を左折しようとした乗用車が衝突し、男性に四肢完全麻痺と呼吸器系の障害が残ったものです。

この事故で男性の家族は男性を介護しなければならなくなり、介護にかかる様々な費用が賠償額に含まれ、3億6,756万円の賠償額が認められました。

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