交通事故の後遺症について【よく出る腰痛と頸椎捻挫】
- 2016.07.15
- 後遺障害について
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交通事故に遭った際に起こりやすいのが腰痛やその他の部分への痛み症状です。
事故が起こった直後には、気が動転しやすく痛みも感じにくいもの。
しかしその場で外傷がなかったとしても「怪我はない」と物損事故だけで処理してしまうのは得策ではありません。
気分が落ち着いてから怪我に気付いたり、後遺症が出てくるなどのリスクを十分頭に入れておき、事故後すぐに病院へ受診するようにしましょう。事故による症状であると正確に認められることで、正当な慰謝料を貰えるようになります。
腰痛は後遺症の中で最も多い
腰痛は、交通事故後に最も発症しやすいもののひとつであると言われています。
事故による外傷がなかったとしても、精神的ショックや肉体疲労が原因となって痛みが出てくることもあります。
診断として多いのは急性腰痛症ですが、これはいわゆる急性のぎっくり腰です。
もともと運動不足で筋力が落ちている人や高齢の人ではより発症しやすく、いったん治ったとしても日々の生活習慣によっては再発の可能性も高くなります。
症状の改善にはできるだけ動かずに絶対安静にしておくことが大前提となりますが、治癒後も接骨院などで体の基礎改善を続けて行く必要があります。
事故の前に無かった症状は後遺症
もうひとつ交通事故の後に発症しやすいのが、椎間板ヘルニアによる腰痛です。
交通事故の強い衝撃によって椎間板という腰や背中にある骨が元の位置からずれてしまい、骨の中のものが飛び出てしまう事で発症します。
レントゲンやCTによって診断でき、その画像とそれによって痛みが出ているという診断所見が慰謝料を貰う為には必要です。
この2つは、もともとヘルニアや腰痛を患っていて治癒してあった人が事故後に再発してしまうといったケースがあります。
事故当時すでに痛みがあった時には、事故による後遺症ではないとされますので、そもそも事故にあう前から腰に異常がなかったか、事故当時は本当に治癒していたのか、慰謝料を貰うためにはこと細かな診断記録が必要となります。
正直に医師に話し、正確な診断書を作成してもらいましょう。
首や脳の後遺症
また、腰痛の他にも事故の後には気付きにくい、様々な後遺症を生じることがあります。
頸椎捻挫は通称むちうちと言われ、自覚症状が現れるまでに数日から1週間程度かかることがあります。
レントゲンなどを撮っても何ら異常がみられない為、慰謝料をどこまで認められるかというのが難しいものです。その日には何も感じなくとも診察を受けておき、その後吐き気やめまい、しびれ、首の痛みなどが現れたら詳しく伝えて記録に残しておきましょう。
ただのむちうちと思っても、脳に強い衝撃を受ければ高次脳機能障害の可能性もでてきます。
物忘れや感情のコントロール障害、注意欠陥などがおもな症状で、これも自覚症状がなく気付きにくい障害のため、頭痛や熱、気持ち悪さや首の痛みを感じたら、すぐに医師に診断をしてもらいましょう。
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