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自転車による交通事故【発生状況や事故が減らない原因とは?】

自転車は車道を走らなければならないことが徹底されるようになり、車道を走るケースが増えています。
その分、交通事故も増えており、ドライバーからすれば由々しき問題です。
一方、歩行者も自転車の危険な走行ぶりには頭を抱えています。

全体的な交通事故の発生状況

交通事故の発生件数自体は年々減少傾向にあり、死亡人数も5000人を割り込み、4000人を割り込もうかというところにまで来ています。

飲酒運転の取り締まりや交通法規の強化などでこうした統計はいずれも一気に下がりつつけている一方、自転車に関する交通事故の発生状況は多少緩やかな減少にとどまっています。

件数自体は10万件を割り込み、ピーク時に比べ半減していますが、件数の割合でみると、全体の5分の1で割合だけでみれば下がっているとはいえない発生状況です。

なぜ自転車の交通事故が減らないのか

反射神経

減らない要因としては、啓蒙活動や安全対策が進んでいないことがあげられます。
最近になり、違反を繰り返せば講習を受けさせられるという罰則が適用されるようになりましたが、自転車は至る所で乗られています。

いくら監視をしようにも目の行き届かないところで違反をされてしまってはしょうがありません。
また違反をした場合でも罰則が緩く、相当な罰金を取られない限りは今後も交通安全の徹底はなされないことが予想されます。

また、子供でも簡単に走らせることができるため、技術的に未熟な人が何も考えずに走らせてしまい、結果的に交通事故に発展することも考えられます。
また、場合によっては人と事故を起こして亡くならせることをあまり理解されていません。
こうした理解不足も事故が減らない要因となっています。

死亡事故の割合はむしろ増えている

自転車が引き起こした死亡事故も確かに減りつつありますが、全体の交通事故の割合でみると、以前に比べ増加の一途をたどっています。
以前は11%、12%だったものが現在では14%となっています。
全体的な死亡事故が減っていることを考えるといかに深刻かがわかってきます。

年齢別でみると、65歳以上の方が全体の6割強、50歳以上まで見れば8割ほどになっています。
年齢を重ねれば重ねるほどバランスがとりにくいだけでなく、反射も鈍り、ブレーキをかけるのも遅れます。

年齢を重ねてからの走行は大変危険であり、三輪車への移行など安全に走行できるようなもの、はたまた公共交通機関の利用促進などが求められています。

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