交通事故の後日、病院に行ったら怪我をしていた【こんな時どうしたらいい？！】

病院の診断書を持って警察に行き、すぐに人身事故に切り替えましょう。
物損事故として扱われていると、治療費に自賠責保険が使えません。
相手にも怪我について伝えます。

事故相手に連絡

相手が任意保険会社に伝えたら、任意保険会社から連絡が来ます。
その際に、自分が支払った治療費をどうするか話し合います。
その後の治療費を医療機関の窓口で支払う必要はなくなります。

相手側と連絡がつかない場合、連絡がついても相手が任意保険を使わない場合は、自分で自賠責保険の被害者請求をします。交通事故から初診まで2週間以上経過している場合は、後日病院に行ったことが問題となることもありますが、ひと月以上経過していても認められるケースもあります。

交通事故直後は痛みを感じず、後から痛みが出てくることはごく普通のことです。
正当な主張をしているのですから、何ら臆することはありません。

怪我が判るまでの期間

事故から2,3日後の初診ならその後、そのことで不利になることはまずありませんが、交通事故後、一週間以上たってから病院に行った場合、自賠責保険は使えますが、それを理由に後遺症が認められないことがよくあります。
しかし、裁判をすると認められる可能性が高いようです。

交通事故直後に病院に行かず、後日行って人身事故に切り替えた場合、相手や相手側の保険会社から心ない言動があることがあります。
しかし、交通事故直後にけがをしていても痛みをさほど感じないのはむしろ普通のことです。痛みがないから病院に行かないのは、むしろ誠実さの表れです。

しかし、そのことを相手や保険会社に逆手にとられてしまう現実があるようです。
その際は必ずその発言を記録しておき、後の交渉の場で提出しましょう。
提出してもあまり影響がない場合もありますが、打撲傷を負ったり骨折したりした経験のある人が交渉の場にいる場合は、心証にかなり影響することがあります。

しっかりした態度が必要

後日受診したことで冷遇されたために、請求をすべて放棄するようなことはないようにしましょう。相手側だけでなく、交通事故後にかかわった人すべてに冷たく見られているような気持になるのは普通のことです。

痛みは自分にしかわからないことで、自分が主張しなければ一切ないものとして扱われます。しかし、同じ経験を持つ人が周囲のどこかにいれば、自分の主張の正当性を必ず認めてくれます。

ケガをしていると気が弱くなりますが、面倒がらずに人身事故に切り替え、正当な補償を受けるべきです。