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保険会社に任意保険を拒否される場合とは?

全ての契約者を無条件に引きうける保険会社はありません。個々の契約をチェックして問題がある契約者の場合は引き受けを拒否する事もあります。
例えば、年間に3回も4回も事故を起こす契約者は、翌年度は任意保険の契約更新を拒否される事があります。

損害保険会社の現状

自動車保険は、どの損害保険会社も赤字傾向となっています。若い世代の自動車離れで新規契約は減少する一方で、高齢化ドライバーの増加により保険金の支払いは毎年上がっています。
また、ロードサービスや事故対応コールセンターも24時間稼働ですので膨大な経費がかかりますし、事故のケースによっては、調査会社への委託費用も発生します。

そんな事情なので、任意保険全体の損害率を悪化させるリスクの高い契約者は保険会社にとっても、他の契約者にとっても迷惑な存在になってしまうのです。

引き受け拒否までいかなくても、車両保険を外さないと継続出来ないとか、免責(自己負担額)10万円の設定を付けなければ契約出来ないなど、引受に関して条件を提示された場合は、保険会社から要注意人物とチェックがかかった状態です。

様々な制限が設けられている場合も

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通販系の保険会社では、6等級以下の新規契約は車両保険付帯に制限をかけている会社もあります。
任意保険に新規加入した時は6等級から始まり、1年間無事故であれば等級がひとつ上がります。6等級以下という事は、事故を起こして保険を使用している事ですので、保険会社も引き受けには慎重になるからです。

これが1番下の1等級まで落ちている契約者の場合は、車両保険の付帯以前に継続も、他の損保会社への切り替えも難しくなります。契約が出来たとしても対人・対物だけの補償内容になるなど、なんらかの制限がかかる可能性があります。

飲酒運転は一発退場

また、飲酒運転で事故を起こした場合にも、任意保険会社は翌年の契約を拒否します。

5台や10台など複数台の営業車を持つ企業で、それなりの年間保険料を支払っていたとしても、従業員の1人が営業車で飲酒事故を起こしたら、翌年の任意保険は確実に拒否されます。
飲酒運転という違法行為をする社員がいる会社、企業として従業員管理が出来ていない危険な会社と判断されるからです。

年に数回の事故の場合より、飲酒運転は一発退場になるのは、それだけ悪質で社会にとって危険な行為とみなされているからです。

保険の引き受けを拒否された場合でも、任意保険を取り扱っている会社は幾つもあります。
事故を起こしてしまったがそれ以降はこんな対策をしている、こんな工夫をしているなどの話でもう一度契約ができるようになるケースもあります。

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