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保険会社との交渉のポイント【2】過失割合

交通事故に遭ってしまったら、一番最初にしなければならないことは怪我人の救護と警察への連絡です。
警察への連絡は、小さな事故だからとか、物損だけで怪我をしていないといった事情に関わらず必ず必要です。

交通事故が起きたら必ず警察に連絡

警察への届け出がされていないと、被害者が被った損害を相手に賠償請求する時にスムーズに交渉が進められないケースがあります。

警察に交通事故を届けると、実況見分があります。見分では、事故の状況や目撃者の有無、双方の身元や連絡先などを確認します。
この見分の結果、その交通事故に事件性が認められなければ以後警察が介入することはなく、民事として当事者双方の話し合いによる解決に委ねられます。

被害者は加害者に対して損害賠償請求ができる

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交通事故に遭ってしまうと、被害者は多大な損害を被ります。第一に身体面の怪我、持ち物などが壊れる物損、仕事を休まなければならないことによる収入減、そして精神的にも大きなダメージがあって当然です。
交通事故の被害者は、そうした損害分の金銭を相手に請求する権利を認められてします。それが交通事故の損害賠償請求です。

請求できる中身は、通院費や物損の修理や買い替え費用といった積極損害・失う収入がメインの消極損害・精神的苦痛に対する慰謝料など多岐にわたります。
そして実際に被害者から加害者に請求する内容や金額は、当事者どうしの話し合いである示談交渉で決定されます。

この示談交渉では、加害者は自動車保険に付いている示談代行サービスを使うので、実際には被害者対加害者の保険会社の話し合いとなります。
保険会社は加害者から被害者に支払う賠償金を実際に支払う立場にあり、賠償金はできるだけ抑えたいと考えるのが普通なので交渉には慎重を要します。

損害賠償請求の過失割合と過失相殺

被害者と加害者サイドの保険会社との間で行われる示談交渉では、加害者が被害者に支払う賠償金を決定するために、まずはそれぞれが被った損害の内容や金額を計算します。
そして、実際の損害賠償請求の額を決める時に大きく関わってくるのが、交通事故の過失割合です。

過失割合というのは、その交通事故の発生時において被害者と加害者のどちらにどの程度の不注意や落ち度があったかを数字上の割合で示すものです。
過失割合も示談交渉の話し合いの中で決定され、実際に被った損害額から自分の過失割合分を差し引いて相手に損害賠償請求することになります。

これを過失相殺といい、自分の過失割合が大きいほど実損額に対して請求できる賠償金は少なくなってしまいます。

過失割合の決定には、交通事故発生時の警察の実況見分書が大きく関わってきます。
過失割合の大小は請求できる賠償金額を直接左右するので、保険会社と交渉をする際には交通事故専門の弁護士に相談してサポートしてもらうのが一番です。

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