HOME > すべての記事 > 保険について > 弁護士特約を使えるタイミングはいつ?

弁護士特約を使えるタイミングはいつ?

自動車保険には、強制加入の自賠責保険と、任意加入の任意保険があります。

この場合の「任意」とは、加入が任意というよりも、年齢条件をはじめとした契約内容を自由に設定することで、必要最小限の内容で保険料を節約したり、保険料は高めでも手厚い保障内容で安心を手にしたりすることを言います。

弁護士特約の特徴

そうした特約の一つが弁護士特約ですが、この特約は交通事故に関する弁護士の相談費用を保証するもので、利用しても翌年以降の等級に影響しないのが特徴です。

車の修理などで保険を利用すると、修理費用は節約できても翌年以降の等級が下がって保険料が上がるのが悩みのタネですが、弁護士特約は以後の保険料の上昇を心配せずに利用することができます。

弁護士特約を利用するタイミング

805ab869b396_s

弁護士特約を活用するタイミングには、大きく分けて3つのパターンがあります。

通常、交通事故の当事者がそれぞれ任意保険に加入している場合、保険会社同士が交渉にあたります。しかし、事故の相手方が無保険であるなど交渉自体に応じない場合は、自ら連絡を取るのは困難なので、法律の専門家である弁護士の介入が効果的です。

つぎに保険会社同士の交渉内容に納得ができない場合、保険会社は過去の判例などを基に双方の過失割合を認定しますが、過失割合や補償を求める被害の範囲などが承服できない場合です。過去の判例には個人的事情は含まれないので、例えば金銭的価値以上の補償が必要な場合もこれに含まれます。
自分にとってとても大切なものでも、金銭的な価値は少額な場合、補償は金銭をベースに行われるので、特別な事情を反映させるためには保険会社同士の交渉では困難です。

そして3つ目が自分が100%被害者の場合です。車同士の交通事故で100%被害者となるケースは珍しいといわれますが、停車中の後ろからの追突等は相手方の100%過失です。
通常の任意保険は加害者同士の交渉が前提であり、自分が100%被害者になったときは自分の保険会社は介入をしません。

相手方の100%過失の場合、補償は100%相手が負担しますが、損傷や代車など補償の範囲について納得できない場合は自ら交渉にあたる必要があるので、ここでも弁護士がいれば心強いタイミングです。
通常、保険会社同士が交渉している場合には過去の判例を基にしているので、100%の満足がいかなくても交渉にかかる労力や費用のためにあきらめてしまいがちですが、弁護士特約があれば納得いくまで交渉することができます。

事故直後でなくてもいつでも利用できる

弁護士特約を使うタイミングは、事故直後でなくても、交渉内容に不安や不満を感じたらいつでも可能です。

また、弁護士は保険会社に紹介してもらうことも、自らが選んだ弁護士に依頼することもできますが、その場合は依頼する前に保険会社に通知をしておきます。

\ 交通事故に強い弁護士はこちら /

「保険について」関連記事

交通事故被害の不安を解決したいなら

弁護士法人・響

相談実績は月間1000件以上!

  • 安心の全国対応!

    相談・依頼は全国対応!出張面談も可能です。

  • 弁護士費用特約で無料!

    加入している保険に弁護士費用特約がついていれば、300万円程度まで実質的な負担がありません。

  • 「裁判所基準」で慰謝料請求&増額交渉!

    任意保険基準ではなく裁判所基準で交渉してくれるため、正当な保障と慰謝料を受け取ることが可能です。