交通事故による慰謝料の相場について
- 2016.01.08
- 慰謝料について
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交通事故があった場合、入院や通院の治療費、休業した場合の休業補償費などの他に慰謝料が発生します。
これは、例えば入院や通院をするとリハビリや治療によって精神的な苦痛が発生するため、精神的な苦痛を被った損害を賠償するために必要なお金です。迷惑料という側面があります。
では実際に、交通事故での慰謝料がどの程度になるのかシチュエーションごとに考えながら相場を説明していきます。
1.追突による首のむちうちについて
交通事故のむちうちの場合、ケースバイケースですが入院ではなく通院治療になります。そして治療期間はおよそ3ヶ月以内ぐらいでしょう。通院の日数としては大体40日くらいと仮定します。
保険が自賠責のみの場合、40日×2×4200円=336000円になります。なお、自賠責の限度額は120万円ですので、限度額を超える場合は任意保険での対応となります。
続いて任意保険も加入している場合、通院のみだと40日×20000円=800000円程度になります。ここでは通院で仮定していますが、もし入院になると単価が上がり、40日×27000円=1080000円程度になります。
もちろん任意保険ですから会社毎に保険商品内容は変わってきますので、あくまで目安です。
最後に裁判となった場合ですが、当然弁護士費用が含まれた金額となりますので、任意保険の相場に20万円程度上乗せした金額になるでしょう。
2.重い後遺症が残ってしまう場合について
こちらは後遺症の程度によってある程度定額化されています。後遺障害等級ごとに裁判所が基準を示しているので、後遺症の程度毎にこのように分かれております。
例えば両目が失明したり、両手足を切断することになってしまった場合、自賠責では約1100万ほど。弁護士に依頼すれば約3000万円ほどになります。
けがの程度は仕事を失い介護が必要になるほどですが、ひとまず裁判所は大体このような金額を相場として示しています。
3.軽い後遺症が残った場合について
例えば両手の指が切断となってしまった場合、自賠責では約700万円、弁護士に依頼すれば約1100万ほどです。
これが親指や人差し指の切断となってしまった場合、自賠責では約200万円、弁護士に依頼すれば約500万円ほどです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
交通事故の慰謝料はけがや後遺症の程度によってその相場は大きく変動するものです。
交通事故を起こさないことはもちろんですが、慰謝料やかかる費用は一生を左右するほどの金額です。
かならず自賠責だけでなく任意保険も加入し、被害者あるいは加害者のどちらになった場合も正当な慰謝料を支払うため、もしくは受け取るためにも、弁護士へ依頼して対応しましょう。
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