後遺障害の等級認定の実態
- 2015.06.23
- 後遺障害について
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後遺障害とは?等級認定って?
後遺障害とは、交通事故と因果関係が認められる障害が症状固定に至っていて、かつその障害が自動車損害保障法施行令の等級に該当しているもののことです。
後遺症の状態はひとりひとり違います。
でもすべての被害者の損害を個別に算出するのは難しいですよね。
そのため、後遺障害を16等級142項目の等級に分類し、迅速かつ公平に処理ができるような仕組みになっているのです。
さらに後遺障害の等級は、損害賠償請求の基となっているのでとても重要視されています。
等級認定を受けるには
等級認定を受ける手続きとしては2通りあります。
?自賠責保険に直接請求する被害者請求
?任意保険会社が治療費一括払いの流れで行う事前認定
自賠責保険会社あるいは任意保険会社が資料を損害算出機構に提出し、損害算出機構の判断に基づいて後遺障害の等級認定をします。
等級認定の基準って?
等級認定は「その人の後遺症がどの級のどの号に合致しているか」
あるいは「その人の後遺症には事故と確かな因果関係があるか」などと書面から判断します。
つまり、後遺障害診断書などの書類に、等級の基準や要件に沿わない症状などがどんなに書かれていても認定されないのです。
基準や要件をしっかりと把握し、ポイントを押さえて過不足なく書類をそろえることがとても重要です。
もしも自分が考えている等級とは違う結果になってしまったら、詳しい専門家に相談するのがいいですよ。
後遺障害の等級認定のメリット
後遺障害の等級認定を受けることで主に4つのメリットがあります。
1.等級によって見合った金額の慰謝料請求が可能となること
2.逸失利益(後遺障害がなければ得られていたと思われる利益)の請求が可能となること
3.定められた保険金、共済金の請求が可能となること
4.認定を受けたことによって自賠責の限度額の損害賠償額の支払いをしてもらえること
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