交通事故における過失割合とは
- 2016.01.01
- 重要知識
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交通事故の処理を行う場合に過失割合という言葉があります。
過失割合とは、交通事故発生において被害者にも過失が存在する場合に、その分を割合に応じて損害賠償額から差引き、最終的な慰謝料を確定する場合に用いられる範囲のことを指します。
ほとんどの交通事故には過失割合が検討されることになり、被害者においては理不尽なことになるものの、その責任を100%加害者に負わせることは難しいことも多く、特に、車対車の場合などにおいては自分が走行をしているような場合には、必ず過失割合が認められてしまうことになります。
過失割合の重要性
交通事故は大きく分けて、歩行者と自動車や単車、自動車同士、単車と自動車、自転車と自動車や単車、高速道路上の事故との5つがありますが、これらの事故に関しては、加害者の過失割合がどの程度になるのかに対して、基準となる書籍を基にして算定が行われており、納得がいかない場合には訴訟にて争うことになります。
交通事故では、任意保険に関しては加害者側の保険会社は必ず過失割合を主張し、示談などにおいてももめることも多くありますが、自賠責保険の場合には、その目的が被害者の救済を主としているために、そこでの過失が70%未満であれば全額支払われることになっています。
相手が過失を認めない場合
過失割合を考えた場合には、いくつかの問題点があります。
まず、相手が過失を認めない場合があります。
示談の場合にはあくまでも任意での話合いが基本となるために、相手が認めない場合には調停や訴訟に頼る方法しか選択肢が無くなってしまいます。
同じように、過失は認めているもののその割合に関して当事者間で納得に至らない場合もあり、この場合にも、認めない場合と同様な方法で解決を図ることになります。
自分の過失がゼロの場合
問題点としては、一番大きなものとして、自分の過失が0の場合があります。
任意保険では、交通事故を起こした場合の対処内容として、被害者側に対して示談の交渉を代行することになっています。そのために自分の過失が0の場合には保険会社は示談の代行を行うことができず、自らで加害者側の保険会社と対峙をすることが必要になってきます。
このような場合、事故処理に関しての経験の豊富な保険会社と個人でわたり合い交渉を進めることは非常に難しく、また、満足のいく補償内容を得ることができなくなってしまいます。
対応方法としては、弁護士への依頼が最適となり、自分の代理となることによって訴訟まで行わなくても話合い等の場においてもスムースな解決につなげることができ、過失割合に関しても納得のいく数字につながることになります。
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