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交通事故の履歴を調べるには?【運転記録証明書について】

運転を必要とする仕事では、面接などで個人の交通事故履歴を聞かれることがよくあります。
長年運転を行っていると、過去に交通事故を起こしていても、きちんとした履歴を思い出せないこともあることでしょう。
では、交通事故の履歴を知りたい場合には、どのように調査すれば良いのでしょうか。

交通事故歴を調査する方法とは?

自分の過去の事故歴などを詳しく調べたい時には、自動車安全運転センターで運転に関する証明書を発行してもらうと良いです。

自動車安全運転センターでは、運転に関して4つの証明書を発行してもらうことができます。
それは、「無事故・無違反証明書」「運転記録証明書」「累積点数等証明書」「運転免許経歴証明書」の4つです。
事故歴を調べる時にはこの中の「運転記録証明書」になります。
運転記録証明は、主に安全運転の継続と管理、優良運転者の表彰、個人タクシー免許などの申請及び更新、SD(Safe Driver)カードの取得などに利用されることがあります。

運転記録証明書の内容

バス運転手

運転記録証明書の記載内容は、
(1)運転者の過去5年間、3年間または1年間の交通違反・事故・運転免許の行政処分の記録、
(2)現在における行政処分の対象前歴の回数と累積点数です。

交通違反などの記録では、
1.事故が発生した年・月・日、事故の種別(死亡・重傷・軽傷)、事故原因の違反名とそれに係わる点数、
2.交通違反の年・月・日、違反名、違反点数、3.行政処分の年・月・日と処分日数です。

前歴回数及び累積点数は、それぞれ過去3年以内における行政処分の回数、累積された点数が記載されます。
運転記録証明書の申し込み方法は、直接自動車安全運転センターへ行って申し込む方法と、近くの郵便局から郵便振替にて申し込むこともできます。
またその他にも警察署や交番などでも可能です。
証明書の申請手数料として、1通につき700円の料金がかかります。

事故歴を他人が調査することは可能か?

自分以外の人物の交通事故履歴を調べる場合にも、運転記録証明書の発行が必要となりますが、発行を希望する人物の同意が必要となります。
従って、本人の同意無しに勝手に事故歴を調べることは不可能です。

また、交通事故として記録されるものは人身事故のみで、物損事故は行政処分の対象には入らないため、この時は無事故という判断になります。

運転を必要とする企業の面接などを受ける際には、このこと知らずに「過去に事故を起こしたことがある」と言ってしまうと、たとえ物損事故であっても、人身事故を起こしたのかと思われ不利な状況になる可能性もあるため、きちんと運転記録証明書を提出しましょう。

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